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醸造酒中の原料植物の判別方法

シーズコード S110005571
掲載日 2011年1月12日
研究者
  • 大坪 研一
  • 原口 和朋
  • 鈴木 啓太郎
  • 中村 澄子
技術名称 醸造酒中の原料植物の判別方法
技術概要 醸造酒に僅かに残存する原料植物由来のDNAあるいはその断片を高濃度に得るため、また高濃度にする過程で更にDNA分解や変性が起こらないように、非加熱濃縮により醸造酒を粉末又は薄膜にする。醸造酒からDNAを抽出・精製して鋳型とし、植物遺伝子由来のプライマー共存下でPCRを行い、増幅DNAの多型に基づいて原料植物あるいは原料植物品種の種類を判別する醸造酒原料判別方法である。醸造酒は日本酒、ビール又はワインである。醸造酒を凍結乾燥、気流乾燥又は噴霧乾燥で粉末にするか、又は醸造酒を冷風乾燥、冷風減圧乾燥又は減圧遠心乾燥により濃縮して薄膜にする工程を更に含む。DNAの抽出・精製において、メチルアルコール、エチルアルコール、アセトン、テトラヒドロフラン等の有機溶剤を用いて色素成分を除去する。醸造酒に、耐熱性デンプン分解酵素及び/又はタンパク質分解酵素を作用させてデンプン及び/又はタンパク質を分解し、鋳型DNAを抽出・精製する。耐熱性アミラーゼ、プロテアーゼK処理の直後にフェノール処理等を反復することにより、残存タンパク質を徹底的に除去できる。
画像

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研究分野
  • 分子遺伝学一般
  • 酒類一般
展開可能なシーズ 流通消費段階で入手可能な醸造酒製品を試料とし、その原料植物の種類又は品種をDNA分析によって判別する方法を提供する。
日本酒、ワイン、ビール等の醸造酒の試料のみからその原料植物の種類を判別可能となり、表示と内容物原料の異同を科学的に判定可能となる。また、醸造酒を試料とし、その原料植物の品種が判別されるため、醸造酒の原料表示の偽装が防止される。更に、醸造酒の酒質と原料植物との関係が明確になり、良質の原料植物を選定することにより、酒質の向上が可能となる。
用途利用分野 高級酒原料表示偽造防止、醸造酒中原料植物判別
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 大坪 研一, 原口 和朋, 鈴木 啓太郎, 中村 澄子, . 醸造酒中の原料植物の判別方法. 特開2007-330230. 2007-12-27
  • C12Q   1/68     
  • C12N  15/09     
  • C12Q   1/37     
  • C12Q   1/40     

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