TOP > 技術シーズ検索 > 新規P450遺伝子およびそれを用いた有用イソキノリンアルカロイド生産

新規P450遺伝子およびそれを用いた有用イソキノリンアルカロイド生産

シーズコード S110005625
掲載日 2011年1月14日
研究者
  • 佐藤 文彦
  • 池澤 信博
技術名称 新規P450遺伝子およびそれを用いた有用イソキノリンアルカロイド生産
技術概要 、新規な遺伝子機能解析法と、きわめてアルカロイド生合成能力の高いオウレン培養細胞から単離したESTライブラリーを用いることにより、オウレンのアルカロイド生合成系に関与する新規P450遺伝子を単離する。このP450は炭素-炭素カップリング反応を触媒する。オウレン由来のESTライブラリーからのクローンの配列決定および相同性探索に基づいて同定され、配列決定されたcDNAのコード領域(配列番号1)の塩基配列からなるポリヌクレオチド、及びこの塩基配列からなるポリヌクレオチドと相補的な配列からなるポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつ、炭素-炭素カップリング反応を触媒するP450酵素をコードするポリヌクレオチドを含む遺伝子である。炭素-炭素カップリング反応は、レチクリンからコリツベリンへの変換反応である。この遺伝子がコードするタンパク質を触媒として作用させ、基質であるレチクリンをコリツベリンに変換し、コクラウリン-N-メチルトランスフェラーゼを触媒として作用させ、基質であるコリツベリンをマグノフロリンに変換する。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2006-238805.gif
研究分野
  • 分子遺伝学一般
  • 酵素一般
展開可能なシーズ 炭素-炭素カップリング反応を触媒する新規P450をコードする遺伝子を提供する。
高いアルカロイド生合成活性を有するオウレン細胞の遺伝子解析から、新規なP450遺伝子を単離し、その解析を行うことにより、このP450がイソキノリンアルカロイド生合成系における炭素-炭素カップリング反応を触媒する新規なP450であることを見いだす。新規なP450は、イソキノリンアルカロイド生合成系の重要な中間体であるレチクリンから、コリツベリンへの変換を触媒する。コリツベリンは、最近、ピロリ菌の生存に必須なマロニルCoAアシルキャリアタンパク質トランスアシラーゼの阻害作用を有する。さらに、コリツベリンは、薬効性が期待されるマグノフロリンに変換される。イソキノリンアルカロイドは極めて幅広い薬効を示すことから、この遺伝子の利用により新たな創薬の可能性が喚起される。
用途利用分野 マグノフロリン製造、コリツベリン製造
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人京都大学, . 佐藤 文彦, 池澤 信博, . 新規P450遺伝子およびそれを用いた有用イソキノリンアルカロイド生産. 特開2008-054644. 2008-03-13
  • C12N  15/09     
  • C12P  17/12     
  • C12N   1/19     
  • C12N   5/10     
  • C12N   9/02     

PAGE TOP