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高分子タンニンの酵素的架橋反応

シーズコード S110005739
掲載日 2011年1月14日
研究者
  • 松尾 友明
技術名称 高分子タンニンの酵素的架橋反応
技術概要 高分子タンニン水溶液を過酸化水素及びペルオキシダーゼで処理して高粘性溶液、ゲル又は樹脂を製造する。高分子タンニンは縮合型タンニンであり、縮合型タンニンがカキタンニンである。ペルオキシダーゼ1mg当たり過酸化水素24~48mM用いる。高分子タンニンは、植物の幹、皮、葉、実等から熱水やアルコール等で抽出されるポリフェノール重縮合体であり、カテコール系の縮合型タンニンが好ましい。高分子タンニンとしては、例えばケブラチョタンニン、ミモザタンニン、ワットルタンニン等の心材や樹皮に含まれる高分子タンニン;バナナ、リンゴ、カキ等の未熟果実に含まれる高分子タンニン;キャロブ豆、ブドウ等の未熟なサヤや種子に含まれる高分子タンニンが挙げられる。高分子タンニンの水溶液中の濃度や架橋の程度を調節することにより、目的に応じて、高分子タンニンの高粘性溶液、ゲル又は樹脂を適宜製造することができる。高分子タンニンの濃度も高く、分子間の架橋程度も高いと、水分含量が低く、密度の高い樹脂を生じる。
研究分野
  • 各種有機化合物の製造
展開可能なシーズ 化学薬品を用いずに、高分子タンニンに新たな物性を付与し、ヒトや環境に優しい製品として高分子タンニンの有効利用を図る。
高分子タンニンの特性を生かした高粘性溶液、ゲル及び樹脂を温和な条件で作成することができる。この方法によって得られる高粘性溶液は、紙や木材への塗料として、又は糸や布への染料などとして利用でき、従来のタンニン水溶液を用いた場合よりも耐久性に優れたものができる。また、防水、防虫、静菌、耐摩耗性、消臭効果などが期待されることから、各種容器へのコーティング剤としても利用できる。ゲルは、抗菌性、抗酸化性、消臭性、抗ウイルス、抗ダニ性ゲルとして利用できる。樹脂は、タンパク質、重金属、アルカロイドの吸着樹脂として利用できる。
用途利用分野 抗菌性・抗酸化性・消臭性・抗ウイルス・抗ダニ性ゲル、タンパク質・重金属吸着樹脂
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 鹿児島大学, . 松尾 友明, . 高分子タンニンの酵素的架橋反応. 特開2008-072961. 2008-04-03
  • C12P  17/06     

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