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ヒトIgEに対する抗体酵素およびその利用

シーズコード S110005794
掲載日 2011年9月30日
研究者
  • 宇田 泰三
  • 一二三 恵美
  • 岡村 好子
技術名称 ヒトIgEに対する抗体酵素およびその利用
技術概要 ペプチドや抗原タンパク質を切断および/または分解する活性を有する抗体酵素は、いずれもその立体構造中に、セリン残基と、アスパラギン酸残基と、ヒスチジン残基またはグルタミン酸残基とが立体構造上近接して存在することが知られている。ヒトIgEを免疫抗原に用いて得られた抗体の中に、ヒトIgEを認識する抗体を見出した。抗体中にこの構造が存在することを探索した結果、ヒトIgEを断および/または分解することができる抗体酵素としての機能を発揮するものを見出しさらに改変することにより、ヒトIgEに対する抗体であって、ヒトIgEを認識し、且つ、ヒトIgEを分解する活性を有することを特徴とする抗体酵素、またはその可変領域を含む抗体酵素断片を取得した。特に重鎖可変領域が、マウス由来の配列番号1に示されるアミノ酸配列、軽鎖可変領域が、配列番号3に示されるアミノ酸配列の抗体酵素、またはその可変領域を含む抗体酵素断片であり、I型アレルギーの予防や治療に使用することができる。図は本発明の抗体酵素の一例である5H5抗体の重鎖可変領域のアミノ酸配列およびCDR領域を示す。
画像

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研究分野
  • 免疫性疾患・アレルギー性疾患の治療
展開可能なシーズ I型アレルギーの原因であるヒトIgEを認識するとともに、IgEを分解してその機能を消失させることができ、I型アレルギーの予防や治療に利用できる抗体酵素を提供する。
ヒトIgEを免疫原としてモノクローナル抗体を作製し、そのモノクローナル抗体の重鎖、軽鎖の可変領域のアミノ酸配列、塩基配列を決定した。続いて、このアミノ酸配列について分子モデリングを行ない、その3次元構造を推定しペプチド切断触媒活性に関与している三つ組残基構造を有しているか否かを確認した。そして触媒三つ組残基構造を有するモノクローナル抗体5H5の重鎖および軽鎖の可変領域がヒトIgEの抗体酵素として機能し、I型アレルギーの予防や治療に使用することができる。
用途利用分野 抗体酵素 I型アレルギー治療薬 IgE分解抗体酵素
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 宇田 泰三, 一二三 恵美, 岡村 好子, . ヒトIgEに対する抗体酵素およびその利用. 特開2007-202445. 2007-08-16
  • C12N  15/09     
  • C07K  16/42     
  • C12N   9/48     
  • C12N   1/15     
  • C12N   1/19     
  • C12N   1/21     
  • C12N   5/10     
  • C12P  21/08     

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