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濃縮液抽出方法

シーズコード S110005817
掲載日 2011年9月30日
研究者
  • 小谷 幸敏
技術名称 濃縮液抽出方法
技術概要 上面部が広いポリバケツ等の容器に水溶液を入れ、容器の上面部分を段ボール等で覆って底面部と側周面部とを冷気に曝し、水溶液の中央部分から上部の溶液濃度を高めて凍結させる。つぎに容器をひっくり返し、雰囲気温度を6℃以下で解凍し濃縮液を得る。これにより5倍濃縮液を当初水溶液重量の10%以上得ることが可能である。なお、水溶液の凍結は、上部の領域の凍結が不完全状態、または目標濃度の濃縮液の凝固点よりも所定温度低い状態で終了してもよい。また、凍結の際、底面部の径の長さより、底面から液面までの高さを長くしてもよい。水溶液としてBrix2%~3%のカニのゆで汁に適用できる。この場合、中心温度が-1.1℃、-2.4℃、-3.9℃、-7.2℃、-30.1℃となった時点で凍結を終了し、融解開始した場合、-30.1℃の氷を除いて、各2時間で解凍開始2時間までの融解量が最も多く、初期に得られた融解液、未凍結液よりも濃い融解液が氷からしみ出し、融解液の濃度が上昇した後、濃度の低下があまりなく融解がすすむ。以上から、目的の濃度と融解量によっては、必要以上に氷の温度を冷却することなく、また予備解凍も不要である。
画像

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研究分野
  • 抽出
展開可能なシーズ 水溶液を濃縮する方法として、蒸発法や凍結濃縮法などが知られている。蒸発法のように加熱をする方法では、高濃度濃縮が可能となるが、成分が変質し風味が異なってしまう場合がある。一方、凍結濃縮法は、このような変質を招来せず、濃縮液が高品質であるという利点がある。しかしながら、凍結濃縮法は、他の濃縮法と比較してコストが高い傾向にある。そこで、簡便かつ効率的に濃縮液を抽出するエキス濃縮方法を提供する。
簡便かつ効率的に濃縮液を抽出することができる。特に、食品加工場では、ほとんどが冷凍庫と冷蔵庫を保有しているので、既存の設備を有効利用できる。作業に使用する容器は通常のポリバケツでもよく、被覆体は段ボールが利用できるので、安価で操作性のよい作業が可能となり、容器をすぐに次のサイクルに用いることができ作業性が向上する。容器に多少の変形があったとしても解凍初期に容易に氷が抜け落ちる結果、この点でも作業性が向上する。また、凍結濃縮を不完全な状態で終了させ、次工程へ進めることもできるので、凍結時間および融解時間を短縮し、冷凍解凍に必要なエネルギーの省力化ができる。
用途利用分野 食品エキス濃縮装置、カニエキス抽出装置、工業廃水濃縮装置、医薬抽出装置、化学物質抽出装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 日本海冷凍魚株式会社, 地方独立行政法人鳥取県産業技術センター, . 小谷 幸敏, . 濃縮液抽出方法. 特開2008-188486. 2008-08-21
  • B01D   9/04     
  • B01D   9/02     
  • A23L   3/36     

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