TOP > 技術シーズ検索 > 核酸合成を促進する化合物を含む組成物およびその利用、並びに当該化合物の製造方法

核酸合成を促進する化合物を含む組成物およびその利用、並びに当該化合物の製造方法

シーズコード S110005818
掲載日 2011年9月30日
研究者
  • 甲元 一也
  • 杉本 直己
技術名称 核酸合成を促進する化合物を含む組成物およびその利用、並びに当該化合物の製造方法
技術概要 本技術は、核酸合成における融解温度調整剤として優れる特定構造を有するベタインをはじめとする双性イオン化合物を簡便かつ効率的に製造できる方法およびこの化合物を含む組成物を提供し、高いGC含量のDNA領域の融解温度を低下させ、これまで困難であったDNA領域の合成を容易にするものである。そのベタインとしては、a)カチオンとアニオンとの間のスペーサー長がC以上で、b)アンモニウムの置換基がC2以上であるベタインである。例としてEtNあるいはN,N、N′、N′‐テトラメチルエチレンジアミンとブロモ酢酸エチルから前駆体1あるいは2の2‐(N,N,N‐トリエチルアンモニウム)‐酢酸エチルエステル臭化物塩、あるいは1,2‐ビス{[N,N‐ジメチル‐N‐(酢酸エチルエステル-2-イル)]-アンモニウム-N-イル}エタン二臭化物塩を得、これをさらに陰イオン交換カラム処理して対応するベタインを合成した。NaCl下、トリス緩衝溶液中で、DNA1にこれらのベタインを添加して融解温度の測定をその260nmの吸光度の変化から行った結果、スペーサ長が長くなるにつれ融解温度が低下することを認めた(図)。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2007-270700.GIF
研究分野
  • 脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム
  • 核酸一般
展開可能なシーズ DNAをはじめとする核酸の融解温度を降下する効果が高く、かつDNAポリメラーゼ等の核酸合成酵素を失活させない化合物を見出し、核酸合成の際に使用する組成物、核酸合成に使用するキット、並びに当該組成物を用いた核酸の変性方法および核酸の合成方法を提供することを目的とした。具体的には効率的なベタインをはじめとする双性イオン化合物の製造方法を提供する。
本発明の組成物は、DNAの融解温度を低下させる効果に関し、従来のその効果の高い融解温度調整剤グリシンベタインと比較して10倍以上の効果を有し、また、タンパク質を変性させないものである。よって、PCR等の核酸合成における融解温度調整剤の添加量を少なくすることができる。また、この組成物はDNAポリメラーゼ等の核酸合成酵素を失活させないために、核酸合成反応を効率よく、継続的に行うことができる。したがって、これまで困難であったGC含量の高い核酸領域を熱変性させることが可能となり、GC含量の高い核酸領域を効率よく合成することができる。
用途利用分野 核酸合成技術、核酸合成キット、双性イオン化合物、ベタイン
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人甲南学園, . 甲元 一也, 杉本 直己, . 核酸合成を促進する化合物を含む組成物およびその利用、並びに当該化合物の製造方法. 特開2009-096766. 2009-05-07
  • C12N  15/09     
  • C12P  19/34     
  • C07C 227/08     
  • C07C 227/18     
  • C07C 229/10     
  • C07C 229/16     
  • C07C 227/40     
  • C07C 227/42     

PAGE TOP