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脳神経細胞への薬物の標的化剤

シーズコード S110005832
掲載日 2011年9月30日
研究者
  • 口岩 聡
  • 口岩 俊子
技術名称 脳神経細胞への薬物の標的化剤
技術概要 本発明者らは、コレラトキシンBサブユニット(CTB)を実験動物の脳脊髄液中に注射し、該CTBを取り込む神経細胞集団を調査したところ、複数の脳神経細胞集団に該CTBが取り込まれることを確認した。また本発明者らは、このCTB又はコムギ胚芽凝集素(WGA)に酵素を結合させたものを脳脊髄液中に注射し、それらの脳神経細胞中に酵素の取り込みが起こることを確認することができ、このような脳神経細胞に取り込まれる物質を利用することによって目的の物質(薬物)を脳神経細胞に標的化できることを見出し、本発明を完成した。即ち本発明は、脳神経細胞により取り込まれる物質を含むことを特徴とする、薬物を脳神経細胞に取り込ませるための標的化剤である。上記標的化剤に関して、脳神経細胞としては、小脳プルキンエ細胞、縫線核ニューロン、大脳皮質ニューロン、視床下部ニューロン、視床ニューロン及び脳幹ニューロンが挙げられる。また、脳神経細胞により取り込まれる物質としては、限定されるものではないが、エンテロトキシン類又はレクチン類が含まれる。
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研究分野
  • 神経系疾患の薬物療法
展開可能なシーズ 神経伝達物質の異常による疾病は、理論的には、神経伝達物質の活動を正常に戻すことにより治癒させることができるものが多いと推察される。しかし、脳には血液脳関門と呼ばれる物質に対するバリアが存在するので、服薬や静脈注射で投薬された薬物は、病巣となっている神経細胞集団に到達しないことが多い。また、脳脊髄液と神経細胞の間にも髄液脳関門と呼ばれるバリアが存在するので、薬物を脳の特定部位に思うように送達することはできない。したがって、脳の疾患を投薬治療するためには、血液脳関門や髄液脳関門の問題を克服することが必要である。本発明は、このような実状に鑑み脳内の神経細胞集団に目的の薬物を標的化するための有効な手段を提供し、かつ脳神経細胞に関係する疾患又は障害を有効に予防又は治療するための医薬を提供する。
、脳神経細胞への薬物の本標的化剤は、特定の脳神経細胞集団にのみ目的の薬物を取り込ませることができる。したがって、脳神経細胞に特異的に薬物を作用させることができ、また他の細胞に対する薬物の作用を低減することが可能となる。
用途利用分野 薬物の標的化剤,セロトニン調節障害予防剤、セロトニン調節障害治療剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 鹿児島大学, . 口岩 聡, 口岩 俊子, . 脳神経細胞への薬物の標的化剤. . 2009-06-25
  • A61K  47/48     
  • A61K  47/42     
  • A61K  45/00     
  • A61P  43/00     

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