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ダニ抗原米

シーズコード S110005857
掲載日 2011年10月3日
研究者
  • 高岩 文雄
  • 鈴木 一矢
  • 楊 麗軍
技術名称 ダニ抗原米
技術概要 ダニタンパク質におけるヒトの主要なT細胞エピトープを含む部分ペプチド、T細胞エピトープを保持したまま該タンパク質の立体構造を形成しないように改変し、ダニ抗原特異的なIgE結合活性を低下させた改変ペプチド、または、システインプロテアーゼ活性を失活するよう改変したペプチドを、米の可食部である胚乳に蓄積させたイネを開発した。これらのダニ抗原ペプチド改変体を高度にイネの種子胚乳に蓄積させるために、該ダニ抗原ペプチド改変体をコードする遺伝子のコドンをイネの貯蔵タンパク質遺伝子で高頻度に使用されるコドンに改変した。また、N末端にグルテリンシグナルペプチド、C末端に小胞体係留シグナルを結合した。これにより該ダニ抗原ペプチド改変体は、イネ種子1粒(約20mg)中30~80μgと、高度に蓄積されることを確認した。こうした可食部に集積させたアレルゲンのエピトープペプチドは、高度に集積されている場合、経口で摂取することで、アレルゲンに由来するアレルギー反応を免疫寛容機構で治療することが可能になる。
研究分野
  • 蛋白質・ペプチド一般
  • 分子遺伝学一般
展開可能なシーズ 複数のT細胞エピトープを含むダニ抗原タンパク質部分ペプチド、または抗原として認識されるための立体構造を形成しないように改変されているダニ抗原ペプチドをイネ種子へ集積させる方法、および該ペプチドを集積させた植物の提供をする。さらに、該イネ種子を含む食品組成物、医薬組成物、該イネ種子を対象に経口投与する工程を含むアレルギー疾患を治療または予防する方法を提供する。ダニ抗原ペプチド改変体をペプチドワクチンとしてダニアレルギーの治療もしくは予防に応用するために、ダニ抗原ペプチド改変体を集積させたイネを開発すること。
ダニ抗原ペプチド改変体を安価に生産できる。種子で生産できることから、精製することなく、そのまま経口摂取できる。種子で生産されたペプチドは極めて安定であり、室温で種子を放置しても1年以上分解、活性が失われることがない。またタンク培養と比較して、播種するタネの数で生産量をコントロールできる。また特別な施設も必要とせず、圃場のみである。さらに、日常の食生活を通じて経口摂取することにより、従来行われてきた皮下注射等による投与に必要な費用、医療費を省くことができ、より低コストでダニ抗原ペプチドを投与することが可能になる。
用途利用分野 DNA構築物、イネ、イネの種子、ダニ抗原ペプチド
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 高岩 文雄, 鈴木 一矢, 楊 麗軍, . ダニ抗原米. 特開2009-095244. 2009-05-07
  • C12N  15/09     
  • C07K  19/00     
  • C12N   5/10     
  • A01H   5/00     
  • A01H   1/00     
  • A23L   1/305    
  • A61K  36/899    
  • A61P  37/08     

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