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アルコール発酵に適した新規酵母及びそれを用いたアルコール製造方法

シーズコード S110005862
掲載日 2011年10月3日
研究者
  • 中村 敏英
  • 島 純
  • 渡辺 樹
技術名称 アルコール発酵に適した新規酵母及びそれを用いたアルコール製造方法
技術概要 抗生物質に依存しない糖化液のアルコール発酵方法として、酸の添加による雑菌の増殖を抑制した状態でのアルコール発酵に着目した。そこで、酸の添加による細菌の増殖を抑制した状態でのアルコール発酵に適した酸耐性を持つ新規酵母を単離した。分離の方法は、食品総合研究所に保存している食品由来の菌株コレクションの中から5%乳酸存在下で生育可能な酵母の選抜を行った。食品由来の菌株は発酵残渣の利用において、より安全性が高いことが予想されるからである。選抜の結果、5%乳酸存在下で生育が可能なNFR3164株を分離した。遺伝学的及び生理学的同定の結果、NFR3164株はCandida属glabrata種の酵母であることが明らかとなった。本菌株は、食品から分離した菌株であるため、発酵残渣の利用等にあたっても、実用化には何ら問題がないものと考えられる。
画像

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研究分野
  • 微生物,組織・細胞培養による物質生産一般
展開可能なシーズ バイオマス糖化液からのエタノール製造を工業レベルで行う場合には、酵母によるアルコール発酵の工程が必須である。この発酵工程においては、乳酸菌等の雑菌による汚染がしばしば問題となる。この問題を解決するために糖化液への抗生物質等の添加が行われているが、発酵残渣の家畜飼料としての利用を想定した場合、適切な方法ではない。そこで、抗生物質に依存しない糖化液のアルコール発酵方法に適した酸耐性を持つ新規酵母を単離すること、そのような新規酵母を含むアルコール発酵のための組成物、およびそのような新規酵母を用いるアルコール製造方法を提供する。
抗生物質に依存することなく、雑菌の増殖を抑制した環境下でアルコール発酵をすることが可能となる。また、バイオマスの酵素による糖化液の発酵に有効である。
用途利用分野 アルコール発酵性酵母、アルコール発酵物、バイオマス糖化液
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 中村 敏英, 島 純, 渡辺 樹, . アルコール発酵に適した新規酵母及びそれを用いたアルコール製造方法. 特開2009-142219. 2009-07-02
  • C12N   1/16     
  • C12P   7/06     

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