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小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる方法

シーズコード S110005866
掲載日 2011年10月3日
研究者
  • 谷中 美貴子
  • 池田 達哉
  • 高田 兼則
技術名称 小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる方法
技術概要 オオムギ属5H染色体を小麦に導入することにより小麦穀粒及び小麦粉に与える影響について鋭意検討を重ねた結果、オオムギ属5H染色体を導入した小麦では穀粒硬度が低下し、小麦粉の粒径が細かくなることを見出した。そこで、オオムギ属5H染色体を小麦に導入することにより、小麦の穀粒硬度及び/又は小麦粉の粒径を低下させるようにした。また、異なるオオムギ属植物に由来する5H染色体を小麦に導入することにより、小麦の穀粒硬度及び/又は小麦粉の粒径を制御することとした。これによって得られたオオムギ属5H染色体導入系統は、親小麦と比べて穀粒硬度及び小麦粉の粒径が低下している。また、用いるオオムギ属の種類によって、小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる度合いが異なる。したがって、オオムギ属5H染色体の由来を変えることにより、小麦穀粒硬度及び小麦粉粒径を低下させる度合いを制御することが可能である。
研究分野
  • 作物の品種改良
展開可能なシーズ 小麦穀粒の硬さは、製粉後の小麦粉の粒径や澱粉の損傷程度、生地物性などに影響し、最終的な製品である菓子やうどん、パンなどの加工適性に影響する。小麦穀粒の硬さは遺伝的要因及び環境的要に影響される。小麦穀粒の硬さに関与する遺伝子としては、小麦の5D染色体の短腕にあるピュロインドリン遺伝子が知られており、軟質小麦では野生型、硬質小麦では変異型であると推測できるが、硬質小麦や軟質小麦の中で穀粒の硬さを制御する方法は知られていなかった。本発明では、小麦の加工用途に応じて穀粒の硬さ及び小麦粉の粒径を制御する方法を提供する。
小麦へのオオムギ属5H染色体の導入により小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させることができ、導入する染色体の由来を変えることにより穀粒の硬さ及び小麦粉の粒径を制御することができる。小麦の穀粒硬度と小麦粉の粒径を制御することで、損傷澱粉含量などを制御することが期待でき、その特性を生かした用途開発やブレンド等による加工適性の最適化が可能となる。
用途利用分野 小麦、小麦粉、小麦粉の穀粒硬度/粒径の制御技術
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 谷中 美貴子, 池田 達哉, 高田 兼則, . 小麦の穀粒硬度及び小麦粉の粒径を低下させる方法. 特開2009-171865. 2009-08-06
  • A01H   1/00     

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