TOP > 技術シーズ検索 > 培地添加因子

培地添加因子

シーズコード S110005895
掲載日 2011年10月4日
研究者
  • 寺田 聡
技術名称 培地添加因子
技術概要 植物由来のフルクタンを動物細胞培地に添加することにより、動物細胞の増殖や機能が活性化される。有効成分であるフルクタンは、フルクトースのみからなるホモ多糖であり、主に微生物および植物内に存在して、フルクタンとは、レバン、イヌリン、ネギ属植物由来フルクタンの何れをも含む。さらに、フルクタンは天然物由来であり人体への安全性が高いので、培地添加因子を添加した培地で培養した細胞は、臨床診断薬(抗体)生産、蛋白質医薬生産、再生医療・細胞治療への応用が可能である。フルクタンはあらかじめ指定の濃度(0.001重量%(10μg/ml))になるようRPMI1640培地に溶解させて添加し、抗体産生マウスハイブリドーマ細胞を2.6×104(cells/ml)の細胞密度で24ウェル培養プレートに播種した。細胞は5%容量CO2-95%空気の雰囲気下、37℃で2日間培養した。細胞密度は通常の血球計算盤で計測した。この結果、表に示す通り、フルクタン添加によって浮遊性細胞であるハイブリドーマ細胞の増殖が強く促進される事が明らかとなった。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2007-069284.GIF
研究分野
  • 細胞・組織培養法
展開可能なシーズ 動物細胞の培養に際し、非常に有効であるが問題の多いウシ胎仔または仔ウシ血清の使用量を極力減らす事を可能にすると共に、優れた細胞増殖効果及び目的有用産物の産生促進効果をもたらす添加因子を提供する。
フルクタンを有効成分とする安価で安全性の高い優れた細胞培養用培地添加因子である。培地添加因子は、培養培地に添加することで、細胞の形態や種類を問題にせず増殖を促進させ、さらに蛋白質生産などの細胞機能を発揮させる事ができる。また培地添加因子を培地に添加すると、細胞の生存率や冷凍保存性も高めることもできる。さらに、フルクタンは天然物由来であり人体への安全性が高いので、培地添加因子を添加した培地で培養した細胞は、臨床診断薬(抗体)生産、蛋白質医薬生産、再生医療・細胞治療への応用が可能である。
用途利用分野 哺乳動物細胞培地 細胞培養添加物 ウシ血清代替物
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人福井大学, . 寺田 聡, . 培地添加因子. 特開2008-228587. 2008-10-02
  • C12N   5/071    

PAGE TOP