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熱不可逆性逆フォトクロミック分子材料

シーズコード S110006140
掲載日 2011年11月7日
研究者
  • 入江 正浩
  • 深港 豪
  • 田中 雅晃
技術名称 熱不可逆性逆フォトクロミック分子材料
技術概要 式(I)で表される新規なジアリールエテン化合物およびジアリールエテン化合物からなる逆フォトクロミック材料である。式(I)中、Xは、炭素数1~6のアルキル基もしくはアルコキシル基、または炭素数1~6のアルキル基もしくはアルコキシル基で置換されていてもよい縮合型炭化水素基を表す。好ましい縮合型炭化水素基として、フェニル基、ナフチル基、アンスリル基などが挙げられる。Xとして特に好ましい例として、メチル基、フェニル基、メトキシフェニル基が挙げられる。従来の正のフォトクロミズムを示すジアリールエテン化合物に比べ、負のフォトクロミズムを示す分子(逆フォトクロミック分子材料)となる式(I)のジアリールエテン化合物の構造上の特徴は、エテン部位とアリール部位の結合位置が3位ではなく2位であり、且つスルホン化していることである。式(I)のジアリールエテン化合物は、通常の環境下(初期状態)で安定な開環構造が着色しており、可視領域の光を吸収すると中央のヘキサトリエン部が閉じて無色な閉環構造へと変化し、紫外光を照射すると元の着色体に戻る逆フォトクロミズムを示す。
画像

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研究分野
  • 有機化学工業一般
展開可能なシーズ 初期状態として着色しており、青紫色レーザーのような光源に対しても感受性があり、光の作用による可逆的な構造変化(色変化)を呈し、熱安定性等においても優れた新しいタイプのフォトクロミック材料となるジアリールエテン化合物を提供する。
このジアリールエテン化合物は、初期状態で黄色を呈しており、BDの記録光源である青紫色レーザー光に感受性を持ち、その光を吸収して無色の状態になることができる。この特性を利用しジアリールエテン化合物を記録材料として用いれば、青紫色レーザー光を記録光と読み出し光の両方に使用でき、記録の分解能のまま読み出しが行えるだけでなく、高いSN比での読み出しも期待できる。ジアリールエテン化合物は、現状のシステムにそのまま適用できるフォトクロミック材料として、光メモリや光加工等の分野において非常に有用である。
用途利用分野 フォトクロミック材料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人九州大学, . 入江 正浩, 深港 豪, 田中 雅晃, . 熱不可逆性逆フォトクロミック分子材料. 特開2009-062344. 2009-03-26
  • C07D 333/48     

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