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高温酢酸発酵酢酸菌

シーズコード S110006180
掲載日 2011年11月14日
研究者
  • 松下 一信
  • 秦野 智行
  • 薬師 寿治
  • 足立 収生
技術名称 高温酢酸発酵酢酸菌
技術概要 39~41℃の範囲で酢酸発酵能力を有する酢酸菌Acetobacter pasreurianusの変異株である。この変異株は図1に示すように、38℃が生育限界温度である自然株のA.pasreurianusSKU1108を、38℃、38.5℃、39.5℃で段階的に培養温度を上昇させて繰り返し培養を行うことにより、高温適応能力が付与されたものである。すなわち、38℃の培地で菌を培養し、生育に伴い生育度及び酸性度を測定し、目的のフェーズになったら、培養液の一部をとって、同じ温度の新しい培地に接種して再び培養を行う。これを繰り返し、高温適応株が得られたら、その培養液の一部をとって、38.5℃の培地に接種し、38℃の場合と同様に繰り返し培養を行う。38.5℃で高温適応株が得られたら、その培養液の一部をとって、39.5℃の培地に接種し、繰り返し培養を行うのである。この結果、図2に示すように、A.pasreurianusTH-1(寄託番号AP-662)、TH-2(AP-663)、TH-3(AP-664)が作出され、図4に示すように38℃を超える温度での酢酸菌の生育及び酢酸発酵に成功した。
画像

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研究分野
  • 微生物の接種・培養法
  • 発酵調味料
展開可能なシーズ これまで知られている酢酸菌では効率的な酢酸発酵温度の上限が38℃とされており、38℃以下に維持するためには、冷却のための設備、費用負担が大きい。そこで39℃~41℃でも生育が可能であり、酢酸発酵能力を有する自然変異株由来の高温酢酸発酵酢酸菌および酢酸の製造方法を提供する。
39~41℃の範囲でも酢酸発酵を効率よく行うことができるため、工業的な酢酸生産における冷却設備及び冷却水などに掛かる費用を大幅に削減することができる。さらに、自然変異株であることから、安全性の高い食酢を提供することができる。
用途利用分野 酢酸、食酢、高温耐性細菌
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人山口大学, . 松下 一信, 秦野 智行, 薬師 寿治, 足立 収生, ガンジャナ テーラグール, . 高温酢酸発酵酢酸菌. 特開2010-110298. 2010-05-20
  • C12N   1/20     
  • C12P   7/54     

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