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イネの粒長を制御するLk3遺伝子およびその利用

シーズコード S110006278
掲載日 2011年11月16日
研究者
  • 吉村 淳
  • 安井 秀
  • 土井 一行
  • 久保 貴彦
  • 甲斐 典子
技術名称 イネの粒長を制御するLk3遺伝子およびその利用
技術概要 イネ由来の粒長を短くする機能を有するLk3遺伝子、および、イネの粒長を長くする機能を有するlk3遺伝子である(図)。Lk3遺伝子のDNAの塩基配列を配列番号:1、2、7および8に、そのアミノ酸配列を配列番号:3および9に示し、lk3遺伝子のDNAの塩基配列を配列番号:4および5に、そのアミノ酸配列を配列番号:6に示す。Lk3遺伝子あるいはlk3遺伝子を含むベクターを植物組織に導入し、形質転換体を得て再生し、形質転換植物体を得て、この形質転換植物体を所望の形質について選抜することにより、植物を改変できる。ここでいう所望の形質とは、粒長が長いこと(長粒長性)、粒長が短いことを含む。粒長を制御する機能を有するポリヌクレオチドを有するイネ品種に由来し、粒長を制御する機能を有するポリヌクレオチドにより形質転換されたイネ品種、例えば、Lk3遺伝子を機能可能に有するイネ品種に由来し、この遺伝子の機能を低下させるように形質転換された長粒長性イネ品種、あるいはlk3遺伝子を有する長粒長性のイネ品種に由来し、Lk3遺伝子によって形質転換された粒長の短いイネ品種を作出する。
画像

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研究分野
  • 作物育種一般
  • 遺伝子発現
展開可能なシーズ 植物の種子の粒長を制御するLk3遺伝子を提供する。また、この遺伝子の機能を低下させるように形質転換する工程を含む、植物の形質転換方法を提供する。
遺伝子の塩基配列が明らかとなった粒長を制御する遺伝子Lk3は、その機能低下によりイネの粒を長くしうる。そのため、機能のあるLk3遺伝子をもつ系統をLk3のアンチセンス鎖で形質転換することにより、イネの粒長の増加を図ることができる。一方、Lk3遺伝子の機能が低下または喪失している品種、例えばIR24にセンス方向に遺伝子を導入することにより、イネの粒長を減少させることができる。形質転換に要する期間は交配による遺伝子移入に比較して極めて短期間であり、他の形質の変化を伴わないで粒長の制御が可能となる。単離したLk3遺伝子を利用することにより、イネの粒長を変化させることができ、より多収のイネや、異なる人々の嗜好に適応したイネ品種育成に貢献できると考えられる。
用途利用分野 長粒長性イネ、短粒長性イネ
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人九州大学, . 吉村 淳, 安井 秀, 土井 一行, 久保 貴彦, 甲斐 典子, . イネの粒長を制御するLk3遺伝子およびその利用. . 2008-12-11
  • C12N  15/09     
  • C12N   5/10     
  • A01H   5/00     
  • C07K  14/415    

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