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脂肪酸エステル生産性酵母

シーズコード S110007052
掲載日 2011年12月14日
研究者
  • 高桑 直也
  • 松村 哲夫
  • 齋藤 勝一
  • 篠田 満
技術名称 脂肪酸エステル生産性酵母
技術概要 脂肪酸エステルを培養培地当たり10μg/ml以上生産する酵母、クリプトコッカス・カルバタス(Cryptococcus curvatus)TYC-19株(受領番号:NITE AP-524)である。この酵母により生産されるオレイン酸メチルエステル、リノール酸メチルエステル、リノレン酸メチルエステルなどの脂肪酸エステルである。また、この酵母によりビート廃糖蜜やチーズホエーから脂肪酸エステルを製造する。さらに、この酵母により生産される脂肪酸エステルを含む燃料である。表1は、国内産生乳より分離されたクリプトコッカス・カルバタスTYC-19株のほか、独立行政法人製品評価技術基盤機構、アメリカンタイプカルチャーコレクションなどが保有するクリプトコッカス・カルバタスを用いて、ビート廃糖蜜やチーズホエーを炭素源として培養を行った結果の脂肪酸エステルの生産量を示す。この結果、TYC-19株のみが脂肪酸エステルを培養培地当たり10μg/ml以上生産している。表2は、TYC-19株が生産した脂肪酸エステルの組成を示し、オレイン酸メチルエステルが40%以上、リノール酸メチルエステルが45%以上である。
画像

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研究分野
  • 生物燃料及び廃棄物燃料
展開可能なシーズ 培養した菌体から簡単な抽出・精製法によって取得した脂肪酸エステルを輸送用燃料などとして利用するには、安全な微生物でなければならない。酵母について脂肪酸エステルの生産性を調べた結果、ほとんどの菌株は、脂肪酸エステルを検出できないか、検出できてもごく微量であった。そこで、脂肪酸エステルを生産することが可能な酵母を提供する。
本開発の脂肪酸エステル生産性酵母によれば、大豆や菜種などの油糧作物から脂肪酸エステルを製造するのではなく、大量かつ安定的に供給可能である糖質を含む国産のバイオマスのビート廃糖蜜やチーズホエーを用いる発酵生産法という手段を使用し、工業的に安価に脂肪酸エステルを発酵青酸により得ることができる。他面では、砂糖およびチーズ製造時に多量に副生するビート廃糖蜜およびチーズホエーについて、産業上有用かつ高度な新規用途を図り、付加価値を高めることができる。
用途利用分野 軽油代替燃料、バイオディーゼル
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . ▲高▼桑 直也, 松村 哲夫, 齋藤 勝一, 篠田 満, . 脂肪酸エステル生産性酵母. 特開2009-225769. 2009-10-08
  • C12N   1/14     
  • C12P   7/62     

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