TOP > 技術シーズ検索 > 相同組換えを利用したイネアントラニル酸合成酵素の改変

相同組換えを利用したイネアントラニル酸合成酵素の改変

シーズコード S110007092
掲載日 2011年12月14日
研究者
  • 雑賀 啓明
  • 土岐 精一
技術名称 相同組換えを利用したイネアントラニル酸合成酵素の改変
技術概要 アントラニル酸合成酵素αサブユニット(OASA2)の改変体をコードする(a)配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列を含むタンパク質をコードするDNA、(b)配列番号1又は3に記載の塩基配列を含むDNA、で形質転換された植物体であり、高濃度のトリプファンを含有する植物体である。図2に実験に用いたベクターのコンストラクトを示すように、遺伝子ターゲッティング法に用いるベクターの設計では、S126Fの点変異がT-DNAのライトボーダー(RB)側に位置するように設計した。この結果、相同配列領域が短くならざるを得ない場合でも、効率よく遺伝子ターゲッティング個体を得られる。またOASA2遺伝子の遺伝子ターゲッティングに成功した個体を選抜する際、従来報告されていた濃度より高い500μMの5-メチルトリプトファン(5MT)を利用することが効果的であり、このようにして得られた遺伝子ターゲッティング個体は、イネ葉身において約8.62nmol/mgの遊離トリプトファンを蓄積しており、野生型の遊離トリプトファン含量の約130倍であった。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2009-177959.GIF
研究分野
  • 作物の品種改良
展開可能なシーズ 遺伝子ターゲッティング法による高濃度のトリプトファンを含有する植物体の製造方法及びこの方法により製造される植物体等を提供する。
本発明の植物体は、従来の遺伝子導入法で得られ得る植物体よりも高濃度のトリプトファンを含有するため、飼料米や高栄養米用の品種として有用である。また、この植物体は、標的遺伝子だけが改変されているため、その他の領域は野生型と同じ塩基配列であると考えられる。このことから、遺伝子組換え技術を利用しているものの、遺伝子ターゲッティングにより得られた個体は突然変異個体と同等であると考えられる。このことから、一般消費者に受容されやすいと考えられる。標的遺伝子そのものを選抜マーカーとして利用していることから、野生型イネと交配しても抗生物質耐性イネが環境中に拡散することは無く、自然環境に対して負荷が少ないと考えられる。
用途利用分野 飼料米、高栄養米
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 雑賀 啓明, 土岐 精一, . 相同組換えを利用したイネアントラニル酸合成酵素の改変. 特開2010-051310. 2010-03-11
  • A01H   5/00     
  • C12N  15/09     
  • C12N   5/10     
  • A01H   1/00     
  • A01N  63/00     
  • A01P  21/00     

PAGE TOP