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種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木

シーズコード S110007152
掲載日 2011年12月20日
研究者
  • 藤重 宣昭
  • 山根 健治
  • 吉田 雅夫
技術名称 種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木
技術概要 発芽促進処理された種子を播き、実生苗を自然休眠させることなく実生苗が幼若相から成熟相に達する所定の節数に至らせるまで生育を促進させ、所定の節数に至った実生苗にストレス処理を行って花芽分化を促進させ、ストレス処理後に花芽分化した実生苗を落葉後に一定時間低温遭遇させる、バラ科植物の中で核果類と称する群に属するものを種子繁殖により早期に開花させる方法である。この花芽分化促進における好ましいストレス処理は、実生苗の主幹周囲の断根処理、又は、水欠乏処理である。バラ科植物の中で核果類と称する群に属する植物は、モモ、スモモ、アンズ、ニワウメ、ユスラウメ、フラワーアーモンド等である。この種子繁殖による早期開花方法により開花させた苗木は、幼若相領域と成熟相領域を有する。したがって、接ぎ木や挿し木で生育させた幼若相領域を有さないものとは明らかに異なる形態を示している。断根処理時期が花芽着生に及ぼす影響を検討した結果、ハナモモ「矢口」「箒桃」とも、7月上、中旬断根処理の花芽着生の誘導効果は大であった。
画像

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研究分野
  • 植物の栽培一般
展開可能なシーズ 観賞用モモ等のバラ科植物の中で核果類と称する群に属するものを種子繁殖させ、実生当年で早期に開花させることができる種子繁殖による早期開花方法を提供する。また、そうした早期開花方法で生産した種子繁殖苗木を提供する。
種子繁殖による早期開花方法によれば、種子繁殖による実生当年での開花、すなわち種子を播いてから1年での早期の開花を実現でき、長寿命の実生樹について、その表現形質を1年で確認し選別することができ、観賞用樹木形態の整合性と生産歩留まりを著しく向上させることができる。特に、ストレス処理を行うので、成熟相に達した部分からの花芽分化を起こし、実生当年での開花を実現できる。種子繁殖苗木によれば、接ぎ木や挿し木で生育させた幼若相領域を有さないものとは明らかに異なる形態を示すので、(i)長寿命であるので公園植栽や緑化に有用であり、(ii)ウイルス病を保持しないので伝染源になり難く、(iii)対立遺伝子のヘテロ接合性が高いので変異幅が大きくて多様性を有する長寿命の種子繁殖苗木と、接ぎ木や挿し木で生育させた苗木とを区別でき、需要者の利益に応えることができる。
用途利用分野 長寿命種子繁殖苗木、観賞用苗木
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人宇都宮大学, . 藤重 宣昭, 山根 健治, 吉田 雅夫, . 種子繁殖による早期開花方法及びその方法で生産した種子繁殖苗木. 特開2008-048664. 2008-03-06
  • A01G   7/00     
  • A01G   1/00     

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