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界面活性剤を使用した組織の染色方法

シーズコード S110007364
掲載日 2011年12月26日
研究者
  • 河崎 洋志
  • 松林 完
技術名称 界面活性剤を使用した組織の染色方法
技術概要 ジギトニンを使用したDiIおよび免疫組織化学での蛍光二重標識の実施可能性を検討した。DiI標識されたP9および成体マウス大脳皮質の切片をジギトニンで処理し、次いで抗ニューロフィラメントM(NFM)免疫組織化学に供した。NFMが皮質ニューロンの細胞体および神経突起において発現したという以前の報告と一致して、本研究では幼若マウスおよび成体マウス由来のジギトニン処理切片におけるNFM免疫反応性の検出に成功した。ジギトニン処理切片において、NFM陽性軸索を切片の表層から深部まで明確に見ることができた。DiI標識はジギトニン処理切片において良好に保持されていたので、NFM陽性軸索とDiI標識軸索との間の位置関係を切片の深さ全体を通して可視化することに成功した。また軸索が抗体およびDiIの両方で染色されることを見出すことができた。対照的にDMSO処理切片においては切片の深部における軸索は抗体で十分に染色されなかったので、NFM陽性神経回路のトレースは困難であった。従ってジギトニンを透過試薬として使用することにより、DiI標識を蛍光免疫組織化学と首尾よく組み合わせることができる。
研究分野
  • 生体の顕微鏡観察法
展開可能なシーズ 蛍光色素での染色と免疫染色とを組み合わせた組織の染色方法、この方法に使用される組成物、キットを提供する。
コレステロール特異的界面活性剤であるジギトニンまたはキラヤサポニンを使用し、目的物質に特異的に結合するタンパク質の、蛍光色素で染色した組織への浸透を促進する。蛍光色素で染色した組織を目的物質に特異的に結合するタンパク質に曝露する前および/または間に行う。ジギトニンは膜透過処理およびタンパク質抽出のような細胞生物学および生化学アッセイのために使用されているコレステロール特異的界面活性剤である。DiI(1,1’-ジオクタデシル-3,3,3’,3’-テトラメチルインドカルボシアニンペルクロレート)標識ならびに幼若および成体脳組織へのジギトニン処理は、ニューロン中のDiI標識を破壊することなく組織への抗体の効率的な浸透を導く。DiI標識と蛍光免疫組織化学とを組み合わせることにより神経系の神経回路の詳細な検討が可能になる。
用途利用分野 生体組織染色法、生体組織染色用キット、蛍光色素染色法、免疫染色法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人科学技術振興機構, . 河崎 洋志, 松林 完, . 界面活性剤を使用した組織の染色方法. 特開2009-296891. 2009-12-24
  • C12Q   1/02     
  • G01N  33/48     

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