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人工血管

シーズコード S110007443
掲載日 2011年12月27日
研究者
  • 田中 賢
  • 高山 あい子
  • 下村 政嗣
技術名称 人工血管
技術概要 生分解性高分子であるポリ(ε―カプロラクトン)と両親媒性ポリアクリルポリマーを重量比10:1で5mg/mlとなるようにクロロホルムに溶解した。この溶液をカバーガラスを敷き詰めたガラスシャーレ上にキャストし、相対湿度80%の雰囲気下でクロロホルムを蒸発させ、ハニカム状多孔質体を作製した。内径2mm(外径2.1mm)×長さ20mmのステンレスチューブに7mm×20mmのハニカム状多孔質体を巻いて、筒状のハニカム状多孔質体類を成形した。これらをシャーレに置き、筒底部内面に2×105個の血管内皮細胞を懸濁したDMEM培地100μlをピペットで接種した後、37℃、CO2濃度5%のインキュベーター内で2時間静置した。筒を円柱軸を中心に120℃回転させてから、上記と等量の細胞懸濁培地を筒底部内面に接種し、再び2時間静置した。この2時間おきの筒の回転と細胞懸濁培地の接種を繰り返しながら、24時間培養した。この培養によって、筒内面がコンフルエントになるまで増殖した血管内皮細胞によって被覆されたハニカム状多孔質体を含む人工血管を製造した。
画像

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研究分野
  • 生体代行装置
  • 医療用品
展開可能なシーズ 人工血管には機械的強度、柔軟性と抗血栓性が重要である。非水溶性ポリマーからなる筒状に成形したハニカム状多孔質体で製造し、血管移植前に予め内皮化を行う型の人工血管を提供する。血管内皮細胞の増殖あるいは接着不良、密度不足を解消し、さらに増殖細胞の維持に優れた人工血管とその製造法を提供する。
垂直方向に貫通した孔を有するハニカム状多孔質体を利用することにより、筒状に成型したハニカム状多孔質体の内外で増殖させた細胞はハニカム状多孔質体によって仕切られつつも相互作用を及ぼし合うことができるので、より本物の血管に近い細胞層構造を形成させることができる。さらに、垂直方向に貫通した孔及び/又は平面方向に存在する周囲の孔と連通している孔を有するハニカム状多孔質体を用いた場合には、栄養分、酸素、老廃物等を効率よく運搬あるいは排出させることができ、より効果的に内皮化を行うことができる。ハニカム状多孔質体は簡便かつ安価に製造することでき、人工血管自体の製造コストを低減することもできる。
用途利用分野 人工血管、ハニカム状多孔質、人工生体
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人北海道大学, . 田中 賢, 高山 あい子, 下村 政嗣, . 人工血管. 特開2007-089737. 2007-04-12
  • A61F   2/06     
  • A61L  27/00     

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