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黄鉄鉱の浮遊性を抑制する浮遊選鉱方法

シーズコード S110007444
掲載日 2011年12月27日
研究者
  • 広吉 直樹
  • 恒川 昌美
  • 青木 悠二
技術名称 黄鉄鉱の浮遊性を抑制する浮遊選鉱方法
技術概要 原料鉱石を、粉砕し、水でレパルプしたスラリーに、浮遊性の抑制剤として、チタン又は珪素とともに少なくとも2個の隣接したヒドロキシル基を有する芳香族化合物を含む水溶液を添加し、浮遊選鉱により精鉱を回収する方法であって、芳香族化合物としてカテコールを用いると、チタンイオンにカテコールが反応し、4価のTiを2個のカテコールイオンが挟み込む錯体を形成する(化学反応式(1))。この錯体は、疎水基を外側に向いているため、鉱石のスラリー中に、例えば黄鉄鉱(FeS)のような易酸化性または酸易溶性の金属化合物が存在すると、その表面に吸着され、カテコールの酸化分解によってTiOのような酸化物が生成し、金属化合物表面に定着する。このようにして酸化物皮膜によって、金属化合物の表面が被覆され、その浮遊性を抑制する。用いる鉱石としては、種々の非鉄金属を含む硫化鉱が用いられるが、銅、ニッケル、鉛、又は亜鉛の少なくとも1種の金属を含む硫化鉱物と、共存する黄鉄鉱及びその他の脈石鉱物を含む鉱石が好ましい。また、鉱石のスラリーのpH調整は不必要であり、抑制剤の添加後に、鉱石のスラリーのpHが3~5である。
画像

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研究分野
  • 浮遊選鉱
  • 沈降
  • 物理的手法を用いた吸着の研究
展開可能なシーズ 鉱石に含まれる有価金属を含む硫化鉱物に対する黄鉄鉱の浮遊性を抑制し、高品位の精鉱を効率的に回収することができる浮遊選鉱方法を提供する。
鉱石のスラリーのpHを上昇させることなく、目的の浮遊選鉱ができ、その工業的価値は極めて大きい。従って、pHを上昇させるための石灰等が必要なく、石灰貯留設備の設置が不要となり、例えば、銅鉱石としては、黄銅鉱、輝銅鉱、斑銅鉱などの硫化銅鉱物と、黄鉄鉱及びその他の脈石鉱物からなる鉱石を用いて、黄鉄鉱の浮遊性を抑制して、黄銅鉱、輝銅鉱、斑銅鉱などの硫化銅鉱物を浮鉱に濃縮し、回収することができる。
用途利用分野 浮遊選鉱装置、有価金属回収装置、有価金属分離装置、黄鉄鉱沈降装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人北海道大学, 住友金属鉱山株式会社, . 広吉 直樹, 恒川 昌美, 青木 悠二, . 黄鉄鉱の浮遊性を抑制する浮遊選鉱方法. 特開2009-028597. 2009-02-12
  • B03D   1/001    
  • B03D   1/02     
  • C22B   3/00     
  • C22B  15/00     
  • C22B  23/00     
  • C22B  13/00     
  • C22B  19/00     

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