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植物を用いたエストロゲン様物質の検出方法

シーズコード S110007452
掲載日 2011年12月27日
研究者
  • 山崎 健一
  • 津田 賢一
  • 東條 卓人
  • 和田 朋子
  • 山下 和則
技術名称 植物を用いたエストロゲン様物質の検出方法
技術概要 シロイヌナズナに図1の遺伝子を組み込んで形質転換植物を形成した。植物内で強力に下流の遺伝子の転写を制御するプロモーターであるカリフラワーモザイクウィルス(CaMV)35Sプロモーターにより、hERαLBDとLexADBDを含むキメラエストロゲン受容体、及びTIF2NIDとVP16ADを含むキメラ転写コアクチベーターが形質転換シロイヌナズナ個体内で常時過剰発現している。この2つのキメラ蛋白質は、常時核内に局在し、キメラエストロゲン受容体はレポーター遺伝子であるGUS遺伝子の上流に位置するLexA蛋白質の標的配列(OLexA)に結合している。エストロゲンがキメラエストロゲン受容体のhERαLBD部分と結合することにより、hERαLBDの立体構造の変化が起こり、キメラ転写コアクチベーターのTIF2NID部分との相互作用が起こる。これによりTIF2NIDに融合した単純ヘルペスウィルス由来VP16ADの転写活性化シグナルが植物の転写装置に伝わり、エストロゲン依存的にGUS遺伝子の転写及び翻訳が引き起こされる。形質転換植物におけるGUS蛋白質の酵素活性測定によりエストロゲンを検出することができる。
画像

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研究分野
  • バイオアッセイ
  • 汚染原因物質
  • 分子遺伝学一般
展開可能なシーズ エストロゲン様物質を安価で簡便に検出する方法で、植物を使うことによって無菌操作などの煩雑な操作を必要とせず、センサーとしての感度が高い検出法を提供する。
本法の形質転換植物の種子をエストロゲン様物質を含む水の中に入れ、光照射下で発芽・育成させると、エストロゲンを含む寒天培地で行った場合と同等の感度を示す。このことから、被検試料が水溶液の場合、試料中に種子を入れるだけという非常に簡単な操作でエストロゲン濃度の測定を行うことができる。また、コアクチベーターは多くの核内受容体と相互作用することができるので、用いる受容体を変えることで他の多くの環境ホルモン検出系の開発に対応することができる。実際の環境中に存在する環境ホルモンの濃度は非常に低濃度であり、本発明の検出方法は検出感度が高いため、レポーターアッセイシステムの構築が可能となる。
用途利用分野 バイオセンサー、植物センサー、エストロゲン様物質検出法、内分泌撹乱物質検出法、環境ホルモン検出法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人北海道大学, 株式会社エコニクス, . 山崎 健一, 津田 賢一, 東條 卓人, 和田 朋子, 山下 和則, . 植物を用いたエストロゲン様物質の検出方法. 特開2006-014672. 2006-01-19
  • A01H   5/00     
  • C12N  15/09     
  • G01N  33/74     

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