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ワムシ単性生殖卵の消毒方法

シーズコード S120007644
掲載日 2012年1月4日
研究者
  • 吉水 守
  • 渡辺 研一
  • 桑田 博
  • 小磯 雅彦
技術名称 ワムシ単性生殖卵の消毒方法
技術概要 培養水は揚水して砂ろ過した天然海水と井戸水を用いておよそ20psuの塩分となるように希釈した培養水(60%海水)を用いた。ワムシは、「60%海水」中で20~25℃で培養中のシオミズツボワムシ(L型ワムシ)小浜株を用いた。60%人工海水に4種の消毒剤(イソジン液、TritonX、過酸化水素、水産用グルタラール)を溶解し、ワムシ単性生殖卵を浸漬・測定し、それぞれ消毒率とふ化率を算出した。水産用グルタラール(グルタルアルデヒド溶液)では、グルタルアルデヒドとして1250mg/Lの濃度で15分間浸漬した場合の消毒率は99.9%以上、30分間浸漬した場合にも99.99%以上となり、生菌数の減少が認められた。ふ化率は、15分間浸漬した場合に59~74%、30分間浸漬した場合に66~96%であった。このように、グルタルアルデヒドでは高い消毒率が得られ、ふ化率も高いことから、ワムシ単性生殖卵の消毒にはグルタルアルデヒド溶液の使用が有用であると認められる。
画像

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研究分野
  • 餌料
展開可能なシーズ 大量のワムシを必要とする魚介類種苗生産の現場に容易に適用できる消毒方法を提供する。また、ワムシ単性生殖卵について、ふ化率と消毒率の高い消毒方法を提供する。さらに、その消毒方法によって消毒を済ませた卵からふ化したワムシを元種として増やして仔魚の餌料として給餌することによってワムシに由来する魚介類の細菌性疾病を低減できる消毒方法を提供する。
本法はきわめて簡単な方法によってワムシ単性生殖卵を消毒する方法で、毎日10億個体ないし100億個体単位という大量のワムシを必要とする魚介類種苗生産の現場で容易に用いることができる。また、本法によって消毒したワムシ単性生殖卵は高いふ化率と消毒率を有するので、消毒済みワムシ単性生殖卵からふ化したワムシを元種として用い、細菌学的に安全なワムシを大量に培養することができる。また、消毒済みワムシ単性生殖卵をふ化させた後不足栄養素の強化処理を行なった上で直ちに仔魚に給餌することによって魚介類の細菌性疾病を予防することができる。
用途利用分野 餌料消毒法、ワムシ単性生殖卵消毒法、ワムシ培養法、グルタルアルデヒド利用消毒法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人北海道大学, . 吉水 守, 渡辺 研一, 桑田 博, 小磯 雅彦, . ワムシ単性生殖卵の消毒方法. 特開2006-230328. 2006-09-07
  • A01K  61/00     
  • A23K   1/16     
  • A23K   1/18     
  • C12N   1/00     

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