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多包条虫由来の新規蛋白質

シーズコード S120007710
掲載日 2012年1月5日
研究者
  • 奥 祐三郎
  • 松本 淳
  • 八木 欣平
  • 加藤 芳伸
  • 孝口 裕一
  • 鈴木 智宏
  • 後藤 明子
技術名称 多包条虫由来の新規蛋白質
技術概要 組換えEMY162(1μg)を12%のSDSポリアクリルアミドゲルに電気泳動し、PVDFメンブランにトランスファーさせた。その後、多包条虫に感染後40日が経過したイヌの血清(400倍希釈)を用いてウェスタンブロッティングを行ったところ、反応が認められた。また、イヌに原頭節を投与した後のIgG1及びIgG2抗体価の推移をELISA法により確認したところ、両サブクラスとも抗体価の上昇が認められた(図3)。組換EMY162を、リン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)を用いて400μg/mlに調製し、さらにフロイントアジュバントと1:1の割合で混合した抗原液を作製した。この抗原液を7週齢の雌balb/cマウス(5匹/群)に対して、各々100μlずつ、3週間おきに計3回、皮下注射にて投与した。免疫終了後、多包虫感染イヌの糞便から調製した新鮮な虫卵約200個をそれぞれの免疫マウスに経口投与し、5週間程度、通常飼育した。その結果、この組換え抗原によって免疫された群は、アジュバントのみおよびThioHisタグのみを同様に免疫した対照群と比して、肝臓における病巣数に有意な低下が認められた(図4)。
画像

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研究分野
  • 微生物代謝産物の生産
  • 感染症・寄生虫症の治療
展開可能なシーズ ヒト及び/又は終宿主となる犬を含む哺乳動物に対する多包条虫感染の予防、治療並びに哺乳動物に対する多包条虫感染の早期発見を可能にする、多包条虫由来の新規な蛋白質を提供する。多包条虫(Echinococcusmultilocularis)由来の特定のアミノ酸配列からなるポリペプチド(EMY162)、またはEMY162のアミノ酸配列において1個又は数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列からなり、多包条虫に対する特異抗体を哺乳動物に惹起させる作用を有するポリペプチドを製造する。
多包条虫由来ポリペプチド(EMY162)は、これを検出対象とすることで、簡便、安全、かつ長期間にわたって多包条虫の感染を調べる方法を提供することを可能にする。また、EMY162及び/又はEMY162をコードする核酸は、これを終宿主であるイヌ科動物又はヒトに投与することで多包条虫の感染を抑制することができるワクチンとして利用可能である。さらにEMY162に対する特異抗体は、多包条虫感染症治療薬として利用することができる。
用途利用分野 多包条虫感染症治療薬、多包条虫感染症用ワクチン、多包条虫感染症検出薬
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人北海道大学, 北海道, . 奥 祐三郎, 松本 淳, 八木 欣平, 加藤 芳伸, 孝口 裕一, 鈴木 智宏, 後藤 明子, . 多包条虫由来の新規蛋白質. 特開2008-187900. 2008-08-21
  • C12N  15/09     
  • C12N   5/10     
  • C12N   1/21     
  • C12N   1/19     
  • C12N   1/15     
  • C12Q   1/68     
  • C12Q   1/02     
  • C07K  14/435    
  • C07K  16/18     
  • A61K  39/395    
  • A61K  39/00     
  • A61P  33/12     
  • G01N  33/53     
  • G01N  33/569    

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