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非拡散植物ウイルスベクター

シーズコード S120007727
掲載日 2012年1月5日
研究者
  • 福澤 徳穂
  • 松村 健
  • 一町田 紀子
  • 石原 岳明
  • 増田 税
技術名称 非拡散植物ウイルスベクター
技術概要 キュウリモザイクウイルス(CMV)ゲノムの細胞間移行に係る遺伝子を欠落させた非拡散植物ウイルスベクターであり、細胞間移行に係る遺伝子を導入した形質転換植物体に対する選択的・特異的感染及び増殖を成立させる作用を有するものである。このCMVゲノムの細胞間移行に係る遺伝子とは、ウイルスゲノムを隣接細胞に移行させるために、原形質連絡(高等植物の隣接細胞同士をつなげている細胞間橋)の排除分子量限界を拡大する蛋白質で、植物ウイルスゲノムにコードされる遺伝子である。pCY3の3aタンパク質の4番目のアミノ酸グルタミンをコードするCAAコドンを終止コドンであるTAAコドンに置換することにより、3a遺伝子を欠く非拡散植物ウイルスベクター(3a-Stop)を作出する。この非拡散植物ウイルスベクターと、欠落させたこの細胞間移行に係る遺伝子を導入した形質転換植物体とを組み合わせることにより、非拡散植物ウイルスベクターを、形質転換植物体に対する選択的・特異的感染及び増殖を成立させる植物ウイルスベクターの選択的・特異的発現システムおよび発現方法を構築する。
画像

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研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
  • 作物育種一般
展開可能なシーズ 土壌伝染、昆虫媒介、接触伝播等の意図せぬウイルスベクターの無秩序な感染拡大が起こらない、新しい非拡散植物ウイルスベクターを提供する。また、植物体での細胞間移行に必要なタンパク質を別に発現させた特定の組換え植物体と、非拡散植物ウイルスベクターとを組み合わせて、植物を利用した物質生産技術を提供する。さらに、ウイルス増殖に係る遺伝子を導入した特定の組換え植物体においてのみ、ウイルスベクターの感染、増殖を可能にして、昆虫や接触による意図せぬ組換えウイルスの拡散を回避可能にした植物ウイルスベクターの初めての選択的・特異的発現システムを提供する。
ウイルス増殖に必要な遺伝子を導入した組換え植物においてのみ、ウイルスベクターの感染増殖が可能なため、意図せぬウイルスの拡散を回避できる非拡散植物ウイルスベクター、組換え植物のシステム、を提供することができる。単独では、拡散、伝播できないが、細胞間移行に必要なタンパク質遺伝子を別に導入することで、全身感染が可能になり、ベクターとして機能させることができる、非拡散植物ウイルスベクターを提供することができる。
用途利用分野 植物ウイルスベクター選択的・特異的発現試薬、植物ウイルスベクター選択的・特異的発現キット
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人産業技術総合研究所, ホクレン農業協同組合連合会, 国立大学法人北海道大学, . 福澤 徳穂, 松村 健, 一町田 紀子, 石原 岳明, 増田 税, . 非拡散植物ウイルスベクター. 特開2010-041932. 2010-02-25
  • C12N  15/09     
  • A01H   1/00     
  • A01H   5/00     

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