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同位体化合物を標識として使用するタンパク質の分析方法

シーズコード S120007914
掲載日 2012年1月16日
研究者
  • 松川 茂
技術名称 同位体化合物を標識として使用するタンパク質の分析方法
技術概要 この方法は、質量分析計を用いて2種以上のタンパク質含有試料を対比して、それぞれの試料に含まれる同種のタンパク質の量比を分析する。ここでは、式(I)で表される化合物又はその塩(化合物)の2種以上の安定同位体の組み合わせを標識化合物として用いて、それぞれの試料に含まれる同種のタンパク質に質量差を与えることを含む。式(I)中のR、R及びRはそれぞれ同一又は異なって、水素、ハロゲン又はアルキルを示す。、R及びRは、好ましくは水素、ハロゲン、又は炭素数1~6のアルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル等)であり、より好ましくは炭素数1~3のアルキル(例えば、メチル又はエチル)である。また、ハロゲンとしては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられる。式(I)の化合物の好ましい例としては、2,4,6-トリメチルピリリウム、2-エチル-4,6-ジメチルピリリウム及び2,6-ジエチル-4-メチルピリリウムなどが挙げられる。試薬キットも提供する。
画像

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研究分野
  • 医療用機器装置
  • 蛋白質・ペプチド一般
展開可能なシーズ タンパク質の同定及びその定量情報をより簡単な処理で得ることができ、更に、機能性、利便性及び経済性に優れたタンパク質分析方法及びそれに用いるキットを提供する。
この化合物は、3種以上の安定同位体の組み合わせで標識化合物として用いることが出来るため、2種の安定同位体のみの標識化合物と比較して、内部標準試料を利用する多種試料間での同種のタンパク質の量比の分析において、顕著に向上した能率を示すことができる。よって、この方法は、例えば以下の用途など、他種試料の網羅的プロテオミクス解析の必要な場合において、非常に有用である。1)多数患者の臨床試料における病気のマーカータンパク質の発見と変動の解析(臨床検査)、2)ヒトや動物の様々の組織で発現しているタンパク質の存在比の網羅的比較解析(生化学)、3)培養細胞や動物に薬剤を投与した後での細胞内での発現タンパク質の存在量の時系列変化の解析、4)発生段階における発現タンパク質の詳細な時系列変動の解析(発生工学)。
用途利用分野 タンパク質分析方法に利用されるキット、病気のマーカータンパク質の発見と変動の解析用臨床検査器、タンパク質の存在比の網羅的比較解析用生化学分析器
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人福井大学, . 松川 茂, . 同位体化合物を標識として使用するタンパク質の分析方法. . 2010-08-26
  • G01N  27/62     

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