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金属イオンの抽出剤、及び抽出方法

シーズコード S120007979
掲載日 2012年1月17日
研究者
  • 馬場 由成
技術名称 金属イオンの抽出剤、及び抽出方法
技術概要 アミノ酸の一種であるプロリンを配位基としたN-置換プロリン誘導体を合成し、その金属イオンに対する選択性を検討した結果、貴金属やインジウム及びガリウム等に対して高い選択性を示すことを見出した。式(式中、Rは炭素数6~18の直鎖状又は分岐状の脂肪族炭化水素基である)で表されるプロリン誘導体又はその塩を含む液を抽出剤にした。パラジウム、白金及び金の金属イオンを含有する場合は、塩酸濃度が0.1~1mol/dmの塩酸溶液に、金属イオンとして金を含有する場合は、濃度が1~5mol/dmの塩酸溶液に、金属イオンとしてガリウムを含有する場合は、濃度が3~5mol/dmの塩酸溶液に、それぞれ抽出剤の有機溶媒溶液を加えるとそれぞれの金属を抽出できる。インジウム、ガリウム及び亜鉛の金属イオンを含有する硝酸アンモニウム溶液に、抽出剤の有機溶媒溶液を加えるとこれらの金属が抽出できる。抽出剤の有機溶媒溶液を加えて、金属イオンを有機溶媒溶液に抽出した後、有機溶媒溶液にチオ尿素水溶液を加えて金属イオンを逆抽出する。
画像

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研究分野
  • 製錬
  • 資源回収利用
  • 廃棄物処理
展開可能なシーズ 廃電子材料や廃電子機器に含まれる金、パラジウム、白金等の貴金属、特に金を高選択的に回収することができる抽出剤を提供する。また、使用済み液晶パネルや亜鉛精錬残渣等に含まれるインジウム及びガリウムを効率的に回収もしくは相互分離することができる抽出剤を提供する。
卑金属等を含む塩酸溶液中から金、パラジウム、白金等の貴金属を高選択的に抽出することができる。特に、高塩酸濃度において金のみの抽出が可能であり、他のパラジウム、白金等の貴金属と相互に分離することができる。また、電子工業から排出される廃棄物、使用済み液晶パネル、亜鉛精錬残渣等からワンステップでインジウム及びガリウムを抽出することができる。特に、高塩酸濃度の溶液を形成することにより、大量のインジウムや亜鉛の存在下で、ガリウムのみを高選択的に抽出できる。さらに、有機相中に抽出した金属イオンは、チオ尿素水溶液によって逆抽出することが可能であり、金属イオンの濃縮・回収を容易に行うことができる。
用途利用分野 金、白金、パラジウム、インジウム、ガリウム
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 宮崎大学, . 馬場 由成, . 金属イオンの抽出剤、及び抽出方法. 特開2010-180430. 2010-08-19
  • C22B   3/26     
  • C22B  11/00     
  • C22B  58/00     
  • C22B  19/20     
  • B01D  11/04     
  • C09K   3/00     

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