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免疫調節性機能を有する成分の選抜方法

シーズコード S120008132
掲載日 2012年1月19日
研究者
  • 辻 典子
  • 木元 広実
技術名称 免疫調節性機能を有する成分の選抜方法
技術概要 ラクトコッカス属乳酸球菌などの被検菌を、腸上皮細胞株と共培養し、カスパーゼ-1活性の誘導能が低く、かつインターロイキン-18産生誘導能が高い細胞を誘導することを基準とした、哺乳類の樹状細胞又は脾臓細胞からインターロイキン-10産生を誘導する微生物株、又はこの微生物由来の免疫調節性機能を有する成分の選抜方法である。カスパーゼ-1の誘導能の測定には、蛍光ラベルしたオリゴペプチド及び蛍光分光光度計を用いることができる。インターロイキン-18産生誘導能の測定には、ELISA(固相酵素免疫測定法、エライザ)が挙げられる。こうして、カスパーゼ-1活性の誘導能が低く、かつインターロイキン-18産生誘導能が高い微生物株、又はその成分を選抜することができる。この結果、効率よく免疫調節性細胞を誘導する、即ちIL-10産生誘導性微生物またはその成分を選抜することができる。ラクトコッカス属乳酸球菌の死菌体を経口投与したマウスの脾臓細胞においては、比較対照に対し有意に高いレベルのIL-10産生能が見出され、in vivoにおいても効果を有することが確認された。
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研究分野
  • バイオアッセイ
  • 微生物代謝産物の生産
  • 免疫性疾患・アレルギー性疾患の治療
展開可能なシーズ アレルギー疾患や大腸性潰瘍炎など炎症性腸疾患を初めとする自己免疫疾患等の免疫病の予防・治療に資する微生物及びこの微生物由来の成分を提供する。この微生物又は成分の効率的な選抜方法を提供する。及び、免疫恒常性を保つ上で重要な役割を担う免疫調節性細胞を微生物又は成分を用いて効率的に誘導する方法を提供する。
ラクトコッカス属乳酸球菌などの微生物及びこの微生物由来の成分は、アレルギー疾患や大腸性潰瘍炎など炎症性腸疾患を初めとする自己免疫疾患等の免疫病の予防・治療に資する。また、ヒト・家畜・ペット等哺乳動物の免疫恒常性維持(健康維持)に資する。即ち、微生物、特にラクトコッカス属乳酸球菌及びこの乳酸球菌由来の成分は、安全性が高く経口摂取が可能であることから、食品又は食品素材、並びに動物飼料の有効成分として利用することにより体内で効率的に免疫調節性細胞を誘導することができる点で有用である。また、開発技術の選抜方法によれば、免疫恒常性を保つ上で重要な役割を担う免疫調節性細胞を効率的に誘導する微生物又は成分、例えばラクトコッカス属乳酸球菌を選抜することができる。
用途利用分野 食品、食品素材、飼料、免疫病予防薬、免疫病治療薬
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 辻 典子, 木元 広実, . 免疫調節性機能を有する微生物株・成分の選抜方法. 特開2010-183913. 2010-08-26
  • C12Q   1/02     
  • C12Q   1/04     
  • C12P   1/04     

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