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新規タンパク質及びそれを利用したポリグルタミン病等の神経変性疾患の予防・治療薬

シーズコード S120008180
掲載日 2012年1月20日
研究者
  • 岡澤 均
技術名称 新規タンパク質及びそれを利用したポリグルタミン病等の神経変性疾患の予防・治療薬
技術概要 RNAポリメラーゼIIを特異的に阻害するα‐アマニチン(AMA)を作用させた神経細胞の分析を行い、アマニチンが極めて緩徐な神経細胞死を引き起こすことを見出した。神経細胞の半分が死に至るまでの期間は5日以上であった。アポトーシスと、アマニチンにより誘発される神経細胞死との遺伝子発現の比較により、転写活性化因子(コアクチベーター)として知られるYAPの新規アイソフォームの存在を見出した。新規アイソフォームは、非典型的な神経細胞死の過程において発現する。これらのアイソフォームは、転写活性化ドメインが欠如しており、P73及びYAPが仲介するMCF‐7細胞のアポトーシスを抑制するものである。このことは、新規アイソフォームが細胞死に対する優性ネガティブ効果を有していることを示している。Pアイソフォームを発現するアデノウイルスベクターもまた、α-アマニチンによって誘発される神経細胞死を抑制した。つまり、転写抑制は、非典型的かつ緩徐な神経細胞死を引き起こすが、その細胞死は、YAPの新規アイソフォームによって抑制できることを明らかにした。
研究分野
  • 神経系疾患の薬物療法
展開可能なシーズ 転写機能障害と神経細胞死との関係を明らかにするとともに、得られた知見から、ポリグルタミン病等の神経変性疾患における予防・治療薬となり得る新規タンパク質を提供する。
極めて緩徐に進行する神経細胞死の新しい形態(オメガプロセス、OP)の存在が明らかにされるとともに、転写活性化ドメインが欠如したYAPの新規アイソフォームを見出し、このアイソフォームがOPを抑制するのに重要な役割を果たすことを証明した。このYAPの新規アイソフォームは、神経細胞死を抑制するため、ポリグルタミン病等の神経変性疾患の予防・治療薬として利用することができる。
用途利用分野 ポリグルタミン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病等の神経変性疾患の予防・治療薬
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 東京医科歯科大学, . 岡澤 均, . 新規タンパク質及びそれを利用したポリグルタミン病等の神経変性疾患の予防・治療薬. . 2008-05-29
  • C12N  15/09     
  • C07K  14/47     
  • C12N   1/15     
  • C12N   1/19     
  • C12N   1/21     
  • C12N   5/10     

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