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複合めっき皮膜及びその形成方法並びに電解めっき液

シーズコード S120008217
掲載日 2012年1月20日
研究者
  • 新井 進
技術名称 複合めっき皮膜及びその形成方法並びに電解めっき液
技術概要 基体表面にコバルト層を形成することによって、高温下で摩擦が強い酸化膜がコバルト層の表面に形成され、高温下での摺動特性の向上には好都合であることを知った。また、コバルト層の表面にカーボンナノチューブを配合するには、カーボンナノチューブを分散した電解めっき液を用いた電解コバルトめっきの採用によって容易に達成できることを見出した。電解めっき皮膜は、金属部材から成る陰極とコバルトから成る陽極とを、カーボンナノファイバーを分散した電解めっき液内に浸漬し、次いで、この陰極と陽極との間に直流電流の印加によって得る。金属部材としては、導電性を呈する金属部材であればよく、銅板、鉄板、ステンレス板等を用いる。陽極にはコバルト板を用いる。また、電解めっき液には、コバルトイオンが含有されている。このコバルトイオンは、供給源としての硫酸コバルトから供給される。電解めっき液には、カーボンナノファイバーが添加されており、カーボンナノファイバーを分散する分散剤を配合する。この分散剤として、ポリアクリル酸を用いる。電解めっき液にカーボンナノファイバーを分散する分散手段としては、電解めっき液の攪拌を併用する。
画像

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展開可能なシーズ 高温下でも優れた摺動特性を呈し得る摺動部材が要望されている。カーボンナノチューブを固体潤滑材として利用した摺動部材製造方法において、基体表面にカーボンナノチューブを林立させるためのカーボンナノチューブ成長装置を必要としない製造方法、複合めっき皮膜及びその形成方法並びに電解めっき液を提供する。
電解コバルトめっきによって、コバルトから成る電解めっき皮膜の表面に、カーボンナノファイバーを配合できる。コバルトから成る電解めっき皮膜の表面にカーボンナファイバーを配合でき、カーボンナノファイバーの成長装置を用いて得られた従来の摺動部材に比較して、安価な摺動部材を得ることができる。更に、カーボンナノファイバーを含有する電解めっき皮膜は、コバルトによって形成されているため、高温下での摺動特性の向上も期待できる。電解めっき皮膜層の表面を形成するカーボンナノファイバーは、電解めっき皮膜層の表面に対して横向きに配されていることが、摺動摩擦の低いカーボンナノファイバーの側周面を利用できるため、金属部品の摺動特性を向上できる。
用途利用分野 電解めっき液、摺動部材
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人信州大学, . 新井 進, . 複合めっき皮膜及びその形成方法並びに電解めっき液. 特開2010-202918. 2010-09-16
  • C25D  15/02     
  • C25D   7/00     

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