TOP > 技術シーズ検索 > 陽イオン交換樹脂

陽イオン交換樹脂

シーズコード S120008218
掲載日 2012年1月20日
研究者
  • 三島 彰司
  • 岡田 友彦
技術名称 陽イオン交換樹脂
技術概要 図に示す陽イオン交換樹脂製造技術の第一反応工程は、テトラヒドロフランを溶媒として、PVCと酸化亜鉛を1:3のモル比で混合し、乾燥によりTHFを揮発除去した後、200℃に加熱し、脱塩素反応させてPVCから塩素を除去する。反応生成物を洗浄することで亜鉛化合物を除去し、炭素質固体を得られる。第二反応工程は、脱塩素反応によって得られた炭素質固体と濃硫酸とを混合し、100℃で加熱し、反応させることで、炭素質固体をスルホン化する。固液分離したのち、水により繰り返し洗浄を行い、反応系中に残留する未反応の硫酸を除去し、陽イオン交換樹脂を作製する。陽イオン交換樹脂は、炭素質固体の炭化水素にスルホ基が導入されることでスルホン化されており、塩化ナトリウムでNa型陽イオン交換樹脂、または塩化水素でH型陽イオン交換樹脂となる。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2009-059840.GIF
研究分野
  • 吸着,イオン交換
展開可能なシーズ 安価で取り扱い易いため、様々な分野で大量に使用されているポリ塩化ビニルから塩素成分を取り除き、無害化した際に生成される炭素質固体を有効に再利用でき、さらに、安価に得たれたものを簡便な方法で高付加価値化することにより、コストパフォーマンスの高いものを提供する。
本発明の陽イオン交換樹脂は、単価の安いポリ塩化ビニルを原料として作製されるため、市販されている陽イオン交換樹脂と同等のイオン交換量を有するうえで、極めて安価に提供することができる。また、原料となるポリ塩化ビニルから脱塩素化した炭素質固体の特殊な構造に由来して、約150℃まで安定であり、固体触媒への応用にも適用することが可能である。陽イオン交換樹脂は、その使用純度に応じて、廃棄ポリ塩化ビニルからの陽イオン交換樹脂の作製が可能であるため、より安価にそして再利用に貢献したものである。
用途利用分野 陽イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂製造技術
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人信州大学, . 三島 彰司, 岡田 友彦, . 陽イオン交換樹脂. 特開2010-209291. 2010-09-24
  • C08J   5/20     

PAGE TOP