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マルチ加熱型ガラス溶融炉

シーズコード S120008282
掲載日 2012年1月24日
研究者
  • 山下 照雄
  • 正木 敏夫
  • 宮内 厚志
  • 小林 秀和
  • 中島 正義
  • 守川 洋
技術名称 マルチ加熱型ガラス溶融炉
技術概要 ガラス溶融炉は、基本的に、1)円筒状の溶融槽と、融槽上部に位置するガラス原料及び廃棄物の供給口と、2)溶融槽の底部中央に位置する溶融ガラス排出口と、3)耐熱合金製のマルチ加熱電極から成っている。供給されたガラス原料及び廃棄物に加熱電極を介して通電することにより加熱溶融し、溶融したガラスを排出口から排出する廃棄物のガラス固化処理を行うように構成されている。加熱電極は、上部浴壁部の内側に間隔をあけて円筒状に配設されるセグメント電極30と、溶融槽内の中央に垂下され先端部が紡錘型の中空構造の円柱電極32と、円柱電極の先端部を対極とし炉底浴壁部と同一面内に円周状に配設される補助電極34と、円柱電極の先端部を対極とし炉底に設置される排出口一体型のロート状底部電極36からなる。図は、廃棄物ガラス固化用のマルチ加熱型ガラス溶融炉の例で、その縦断面図である。
画像

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thum_2009-037418.GIF
研究分野
  • ガラスの製造
  • 放射性廃棄物
展開可能なシーズ 溶融ガラス中に導電性堆積物が存在しても電気的弊害や廃棄物処理能力の低下が生じないようにするとともに、溶融槽及び加熱電極などの交換を容易にし、交換部分を必要最小限に留め、廃棄物の円滑なガラス固化処理を可能にする。
ガラス溶融炉は、溶融ガラスを直接通電加熱するばかりでなく、溶融槽内配置の電極間の間で、適宜通電加熱できるため、たとえ相当量の導電性物質が溶融槽底部に堆積したとしても、電流を選択的に溶融ガラス中に流すことで炉底浴壁部での異常発熱を防止できる。また通電により発生した熱の一部は、溶融ガラス液面上の気相部を加熱するため、供給する原料の溶融速度を促進させることができ処理能力が向上し、溶融炉の小型化が可能となる。溶融槽内のガラス保有量を低減できると共に、高放射性液体廃棄物の処理の場合は溶融槽内の白金族元素の保有量も低減することから、溶融槽底部への白金族元素の堆積量を低減できる。さらに溶融槽内に配置された電極を利用して電極間の電気抵抗を測定することにより、白金族元素の堆積量及び堆積状況を検知できる。
用途利用分野 ガラス溶融炉、産業廃棄物固化処理炉、高放射性液体廃棄物固化処理炉
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人日本原子力研究開発機構, . 山下 照雄, 正木 敏夫, 宮内 厚志, 小林 秀和, 中島 正義, 守川 洋, . マルチ加熱型ガラス溶融炉. 特開2010-189239. 2010-09-02
  • C03B   5/027    
  • H05B   3/00     
  • G21F   9/16     

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