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形質転換されたロドコッカス(Rhodococcus)属細菌、及び、これを用いた炭化水素の処理方法

シーズコード S120008349
掲載日 2012年1月24日
研究者
  • 岩淵 範之
  • 中嶋 睦安
  • 砂入 道夫
  • 瀧原 速仁
技術名称 形質転換されたロドコッカス(Rhodococcus)属細菌、及び、これを用いた炭化水素の処理方法
技術概要 groEL2遺伝子を含むプラスミドを、エレクトロポレーションによりロドコッカス・エリスロポリスPR4株に導入した。得られた形質転換体を二層培養系で培養し、細胞の局在性を観察した。C10-C14のアルカンを添加した条件では、親株とは異なり、粒子表面に吸着している細胞と粒子内に転移している細胞が同時に観察された。また、C7,C8を添加した条件では、親株では細胞が観察できなかったのに対し、形質転換体はアルカン粒子表面に吸着している様子が観察された。ここから、groEL2遺伝子の導入によりアルカンとの相互作用が変化し、C7,C8を添加した条件でも生育することができるようになったものと推測された。図1は、炭化水素処理システムの概念図で、処理対象の炭化水素を含む有機溶媒供給手段20と、培地成分を含む水性溶媒の供給手段22と、groEL2遺伝子を導入したロドコッカス・エリスロポリスPR4株の添加手段24と、炭化水素を処理するための処理手段26と、生成物分離手段28とを備えている。
画像

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研究分野
  • 反応操作(単位反応)
  • 下水,廃水の生物学的処理
  • 微生物の接種・培養法
展開可能なシーズ 従来のロドコッカス属微生物は、分解・代謝できる炭化水素には制限があった。また、従来のロドコッカス属微生物は、低炭素数の炭化水素の存在下では、生育できず、分解・代謝に用いることはできなかった。このため、ロドコッカス属の形質転換体を提供し、低炭素数の炭化水素に対する生育可能性を向上し、従来よりも少ない炭素数の炭化水素の分解・代謝に有効な方法を提供することを目的とした。
groEL2遺伝子をクローニングし、各種菌株に導入したものは、細胞の局在性が変化し、親株では生育できなかった少ない炭素数の条件で生育できるようになり、groEL2遺伝子を導入したロドコッカス属微生物は、従来よりも少ない炭素数の炭化水素の分解・代謝に有効な方法を提供することができるようになった。
用途利用分野 親油性溶媒の代謝・処理方法、炭化水素の分解・処理システム、環境浄化・物質生産システム
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人日本大学, . 岩淵 範之, 中嶋 睦安, 砂入 道夫, 瀧原 速仁, . 炭化水素の処理方法. 特開2011-055730. 2011-03-24
  • C12N  15/09     
  • C12N   1/20     

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