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マイクロメッシュを用いたピクセル型電極によるガス放射線検出器

シーズコード S120008514
掲載日 2012年1月31日
研究者
  • 越智 敦彦
技術名称 マイクロメッシュを用いたピクセル型電極によるガス放射線検出器
技術概要 ガス放射線検出器は、両面基板11の裏面に形成される陽極12と、陽極12に植設されると共に上端面が両面基板11の表面に露出する円柱状陽極電極13と、円柱状陽極電極13の上端面の回りに穴が形成される陰極電極14と、両面基板11の表面上に所定間隔を設けて平行に配設されるメッシュ電極15と、から構成される。両面基板11の材料として、例えば、ポリイミド薄膜を用いる。メッシュ電極15の上方に所定間隔を隔ててドリフト電極が配置されており、アルゴンとエタン等からなるガスが流通するチャンバーが形成されている。実際の放射線検出において、この両面基板11は、ピクセルチャンバー、つまり、希ガスをベースとしたガス雰囲気中に置かれ、両面基板11に並行で適当な位置(実際は数mm~数cm)にドリフト電極を配置されることにより、μ-PIC(マイクロピクセルチェンバー))と同様な放射線の画像計測ができる。
画像

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研究分野
  • 質量,密度,比重の計測法・機器
展開可能なシーズ 高エネルギー物理実験や、物質構造解析のためにビーム実験(放射光や中性子ビームなど)における共通の方向性として、新しい現象の発見や精度の向上を目指し、より強いビームを用いる高輝度化が挙げられる。一方で、これら大強度の粒子線を有効に用いて結果を得るためには、対応する粒子線検出器が必要である。マイクロメッシュを用いて電場構造を三次元的に構成し、ガス増幅の行われる領域を空間的に拡げることにより、高いガス増幅率を持ち、電極部の信頼性を向上させるガス放射線検出器を提供する。
陽極としてピクセルを用い、メッシュ電極により三次元的に電場を構成するため、高電場が作り易く増幅率が大きい。陰極は、陽極の周りを円状に囲み、メッシュ電極が陽極上方に配置されているため、陰極の端部分やメッシュ電極の電場は陽極に比べて遙に小さく、陰極やメッシュ電極から電子が飛び出し難く、放電が起こり難い。メッシュ電極を備えたことにより、陽極から陰極にかけて、距離に応じて急速に電場が弱まるので、放電への進展が極めて起こり難い。
用途利用分野 ガス放射線検出器、二次元粒子線画像検出器、三次元荷電粒子飛跡検出器、粒子線運動量測定装置
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人神戸大学, . 越智 敦彦, . ピクセル型電極構造のガス放射線検出器. 特開2008-180647. 2008-08-07
  • G01T   1/18     

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