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無機化合物-有機化合物複合体よりなる二光子吸収膜

シーズコード S120008518
掲載日 2012年1月31日
研究者
  • 川俣 純
  • 鈴木 康孝
  • 平川 祥一朗
技術名称 無機化合物-有機化合物複合体よりなる二光子吸収膜
技術概要 二光子吸収材料は、粘土鉱物のイオン交換容量のうち、その3~40%に、置換又は非置換の芳香族基よりなる電子求引性発色団と電子供与性芳香族基とが共役結合基を介して結合されている有機化合物が吸収した無機化合物-有機化合物の複合体よりなる。粘土鉱物は、層状珪酸塩鉱物であり、アルミニウム酸化物と珪酸を主成分に、それらが連結したシートが層状をなし、層間にナトリウムやカルシウムのような交換性陽イオンを有する形態である。このシートの間隙に水や金属イオン等或いは有機物を吸着する性質を有する。また、有機化合物は、分子中に、置換又は非置換の芳香族基の電子求引性の芳香族基と、電子供与性基を有する、置換又は非置換の芳香族基とが共役基を介して結合した構造を有するものであり、好ましくは化合物の両端に置換又は非置換の芳香族基が存在し、一方は発色団を形成する電子求引性基であり、他方の芳香族基は電子供与性基としての働きを有しており、これら両芳香族基は共役基を介して結合される。図より、粘土に特定の化合物が吸着している場合、二光子吸収断面積は、CEC比が40%までは、溶液に分散した状態より膜状物の方が大きいことが分かる。
画像

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研究分野
  • 光伝送素子
  • 非線形光学
展開可能なシーズ 二光子吸収断面積の大きい材料を提供する。
粘土鉱物の有するイオン交換容量のうち3~40%に、発色団を形成する、置換又は非置換の電子求引性の芳香族基と、電子供与性基を有する、置換又は非置換の芳香族基とが共役基を介して結合した有機化合物が吸着した無機化合物-有機化合物の複合体よりなる二光子吸収膜であって、粘土上に、その交換容量のうち、3~40%、好適には5~20%だけ上記有機化合物を吸着させることにより、しかもそれを膜状に成形することにより、溶媒中に分散させた場合に比べ一分子当たり吸収断面積は最大で10数倍から20倍も向上するのである。
用途利用分野 無機化合物-有機化合物複合体、二光子吸収膜、二光子吸収材料、3次非線形光学材料
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人山口大学, . 川俣 純, 鈴木 康孝, 平川 祥一朗, . 無機化合物-有機化合物複合体よりなる二光子吸収膜の製造方法. 特開2010-014958. 2010-01-21
  • G02F   1/361    
  • G02F   1/355    
  • C09B  67/02     
  • C09B  23/00     

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