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目的タンパク質または目的ペプチドにアミノ酸を導入する方法

シーズコード S120008531
掲載日 2012年2月2日
研究者
  • 瀧 真清
  • 宍戸 昌彦
技術名称 目的タンパク質または目的ペプチドにアミノ酸を導入する方法
技術概要 野生型L/F転移酵素によるアミノ酸の導入を検討した。0.025O.D./μlE.colitRNAPhe、10×アミノアシル化緩衝液A、10×アミノアシル化緩衝液B、350pmol/μlLys-Bradykinin、1mMfeTyr(図2の番号27のアミノ酸)、33μME.coliPheRS(Ala294→Gly)、26μML/F転移酵素(WT)を混合した混合溶液を作製した。これらの混合溶液を、3μl×6本に分注した。37℃で0分間、10分間、20分間、30分間、50分間、80分間インキュベートした。反応後、終濃度が3%になるようにTFAを加えて遠心した。目的ペプチドをZipTipC18処理(脱塩処理)し、マトリックス(CHCA)を含む溶出液で溶出し、MALDI-TOF-MASSで確認した。図8のAは0分間、Bは10分間、Cは20分間、Dは30分間、Eは50分間、Fは80分間の結果を示す。これらの結果より、本法では30~50分間でアミノ酸の導入がほぼ完了する。
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研究分野
  • 化学合成
展開可能なシーズ 簡便かつ低コストに、アミノ酸を目的タンパク質または目的ペプチドに導入する方法を提供することであり、目的タンパク質または目的ペプチドへのアミノ酸導入のスケールアップを可能にする方法を提供する。
本法ではtRNAのアミノアシル化、アミノ酸の目的タンパク質への転移反応が引き続いて起こり、アミノアシルtRNAは系中で自発的に作製されるため、アミノアシルtRNAを単離する必要がなくなり、操作が非常に簡便となった。また、導入するアミノ酸の誘導体化等の煩雑な操作も不要となった。さらに、転移反応中にこれまでは副生成物として蓄積されていたtRNAが、本法では触媒として働き、再利用されるため、高価なtRNA分子は少量しか必要とされなくなった。したがって、タンパク質導入の大幅なスケールアップおよびコスト削減が可能となった。得られた非天然タンパク質または非天然ペプチドは、それら本来の活性を保ったままであり、さらに、蛍光修飾したり、担体上に固定化したりすることができるため、タンパク質またはペプチドの機能解析や、これらを用いて医薬スクリーニングを行うことが可能になる。
用途利用分野 蛋白質化学合成法、蛋白質・ペプチドへのアミノ酸導入法、酵素的アミノ酸導入法
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 岡山大学, . 瀧 真清, 宍戸 昌彦, . 目的タンパク質または目的ペプチドにアミノ酸を導入する方法. 特開2009-106268. 2009-05-21
  • C12P  21/02     

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