TOP > 技術シーズ検索 > 過剰なアポトーシスを生ずるトランスジェニック魚類

過剰なアポトーシスを生ずるトランスジェニック魚類

シーズコード S120008776
掲載日 2012年2月13日
研究者
  • 山下 倫明
  • 北条 弥作子
技術名称 過剰なアポトーシスを生ずるトランスジェニック魚類
技術概要 アポトーシス誘導因子(カスパーゼ3など)の遺伝子を魚類で発現するプロモーターの下流に連結し遺伝子発現系を作製する。プロモーターは組織特異性、発生段階特異性、ストレス誘導性、ホルモン誘導性、構成的発現性など種類があるので、アポトーシス誘導因子の発現を期待する組織・器官、時期及び発現レベルに応じ目的のプロモーターを選択する。魚類への遺伝子導入には、受精卵へのマイクロインジェクション法や培養細胞・受精卵への電気穿孔法、パーティクルガン法等の方法を使用できる。アポトーシス誘導因子の遺伝子発現系を導入したトランスジェニック魚は、過剰なアポトーシスが生じるため生残率が低いが、カスパーゼ阻害剤を胚の培養液中に1~100μM添加することでアポトーシスを阻害し生残率を向上できる。生残した個体を飼育し成魚から受精卵を採取して、次世代を得て系統化する。魚類のアポトーシス発現は、組織抽出液中のカスパーゼ活性測定、胚または組織切片をTUNEL染色してアポトーシス細胞を染色する方法で検出できる。また、過剰なアポトーシスによって引き起こされる形態形成異常、魚類組織の形態観察又は組織切片の顕微鏡観察で調べられる。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2002-154851.GIF
研究分野
  • 実験用生物
  • 遺伝子操作
展開可能なシーズ それぞれのアポトーシス誘導因子の作用によって誘発されるアポトーシスの発現を個体レベルで容易に観察することができ、形態形成異常、成長、組織の分化などの生物現象における個々のアポトーシス誘導因子の作用を解析できるモデル脊椎動物の開発が望まれることから、アポトーシス誘導因子の遺伝子発現系を遺伝子導入することにより、そのアポトーシス誘導因子の作用によって過剰なアポトーシスを発現するトランスジェニック魚類を提供する。さらに、本発明はこのようなトランスジェニック魚類を用いてアポトーシス誘導を解析する。
アポトーシス誘導因子の遺伝子DNAを魚類で発現するプロモーターの下流に連結し、それを魚類に遺伝子導入することによって、過剰なアポトーシスを発現するトランスジェニック魚類の系統を提供する。このトランスジェニック魚類は、魚類に導入した外来遺伝子のアポトーシス誘導作用によって、生体におけるアポトーシスを容易に観察することができるので、アポトーシスを指標とするバイオアッセイを行う上で、多くの目的に適用し得る。
用途利用分野 過剰なアポトーシスが生じるトランスジェニック魚類、トランスジェニック魚類を用いるin、vivoでのアポトーシス誘導解析技術
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人水産研究・教育機構, . 山下 倫明, 北条 弥作子, . 過剰なアポトーシスを生ずるトランスジェニック魚類. 特開2003-339274. 2003-12-02
  • C12Q   1/02     
  • A01K  67/027    
  • C12N  15/09     
  • C12N   5/10     

PAGE TOP