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相関器

シーズコード S120008865
掲載日 2012年2月16日
研究者
  • 伊与田 健敏
  • 渡辺 一弘
技術名称 相関器
技術概要 スペクトル拡散信号は擬似乱数M(t)で変調されているが、その変調の周期(1チップ)は搬送波の数周期分に相当し、その間は、M(t)の値は変化しないことに着目した。この1チップ間は、擬似乱数の値は変化しないから、1チップ分の信号は、ディジタル的には、Nc個のデータで表現されるので、このようなデータの足しあわせ(積分または累算)を予め行っておくことによって、相関値を計算する際のデータ量は1/Ncに削減される。本発明はこの知見に基づいてなされたものである。まず、擬似乱数(PN信号)で拡散されたスペクトル拡散信号を受信側で復調する際に、擬似乱数の変調周期である1チップ分の積分演算を予め行って積分結果をメモリに格納しておく。次に、この1チップ分の積分データをもとにLチップ分(Lは複数)の擬似乱数との相関値を予備計算し、この予備計算されたLチップ分の相関値をもとに受信信号と擬似乱数との相関値演算を行う。
画像

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研究分野
  • 移動通信
展開可能なシーズ スペクトル拡散信号の相関値の計算は、受信信号をA/D変換によってディジタル値に変換し、これを積和演算をすることにより演算することができ、この回路をパイプライン化することで高速に相関演算を行う。しかし、回路の規模はデータの個数に比例して増大し、データが1~2万個の場合には、レジスタを構成するD-FF(フリップフロップ)は十数万個から三十数万個となり、大規模PLD(プログラマブルロジックデバイス)を用いても作製することは困難である。本発明はこの問題を解決するもので、回路規模をできるだけ小さくし、かつ計算時間を短縮することができるスペクトル拡散信号の相関器を実現することを目的とする。
予備計算の結果をメモリに記憶し、実際の計算で用いるので、取り扱うデータの個数は元のデータの個数の1/(Nc×L)になり、計算時間を大幅に削減できる。また、相関値の計算に用いるデータを記憶するためにレジスタではなく、メモリ素子を用いるので、ハードウエア規模を比較的小さくすることができ、小規模なPLD回路を用いてコストの安い相関器を実現することができる。
用途利用分野 信号相関器、移動通信システム
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) タマティーエルオー株式会社, 学校法人 創価大学, . 伊与田 健敏, 渡辺 一弘, . 相関器. 特開2006-108987. 2006-04-20
  • H04B   1/707    

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