TOP > 技術シーズ検索 > 植物の種子休眠を制御するSdr4遺伝子およびその利用

植物の種子休眠を制御するSdr4遺伝子およびその利用

シーズコード S120008887
掲載日 2012年2月16日
研究者
  • 杉本 和彦
  • 矢野 昌裕
  • 竹内 善信
技術名称 植物の種子休眠を制御するSdr4遺伝子およびその利用
技術概要 Sdr4遺伝子座は日本晴を反復親としたインディカであるKasalathの戻し交雑後代系統を用いたQTL解析により、イネ第7染色体長腕に見いだされたQTLである。マップベースクローニング法を利用して、穂発芽耐性遺伝子であるSdr4の塩基配列を単離・同定し、さらに、相補試験、ノックダウン系統による機能解析、ミュータントの単離により、イネの日本晴のSdr4にも発芽抑制能があることを確認した。また、イネSdr4遺伝子と相同性の高いシロイヌナズナの遺伝子を検索した結果、最も相同性の高いAtSdr4L1は、発芽を制御する機能を有することを見出した。さらにSdr4遺伝子またはAtSdr4L1遺伝子を利用することにより、組み換えタンパク質の調製や発芽能が改変された形質転換植物体を作出し、イネの休眠性を容易に改変する手法を開発できた。
研究分野
  • 分子遺伝学一般
  • 作物育種一般
  • 稲作
展開可能なシーズ イネやムギの穂発芽した種子は品質が大きく低下することから、農業上大きな問題となっており、穂発芽耐性の付与は穀類の育種上重要な目標となっている。そこで、植物の種子休眠を制御する新規な遺伝子を提供し、該遺伝子を利用して植物の種子休眠を制御する方法と、被検植物の穂発芽耐性を検出する方法を提供する。
イネSdr4遺伝子の過剰発現あるいはKasalath型または日本晴型Sdr4の導入によりイネの穂発芽耐性を強くすることが可能であった。形質転換に要する期間は交配による遺伝子移入に比較してきわめて短期間で、他の形質の変化を伴わないままに穂発芽耐性の向上に資することが可能となった。また、Sdr4遺伝子は、単子葉植物から双子葉植物に至るまで植物全般において発芽の調節を行っている因子であり、本遺伝子は、イネ科作物であるオオムギやコムギの穂発芽耐性を向上するためにも利用できる。
用途利用分野 種子休眠を制御するSdr4遺伝子を利用するイネ品種育種技術
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 杉本 和彦, 矢野 昌裕, 竹内 善信, . 植物の種子休眠を制御するSdr4遺伝子およびその利用. 特開2008-142038. 2008-06-26
  • C12N  15/09     
  • C12N  15/113    
  • C12N   5/10     
  • A01H   1/00     

PAGE TOP