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差スペクトルを用いた血小板製剤細菌感染の識別

シーズコード S120008891
掲載日 2012年2月17日
研究者
  • 河野 澄夫
  • シリンナパー サランウォング
  • 大戸 斉
技術名称 差スペクトルを用いた血小板製剤細菌感染の識別
技術概要 採血バッグに入った血小板製剤の近赤外スペクトルを、血小板製剤を採血バッグから取り出すことなく、透過法或いはインタラクタンス法により血小板製剤製造直後から経時的に測定し、細菌感染試料と健全試料のスペクトルの経時的変化を分光学的手法により解析し、未知試料のスペクトルの経時的変化を細菌感染試料と健全試料のそれと比較することにより未知試料の細菌感染の有無を識別する血小板製剤非侵襲検査を行う。細菌感染の有無を判別する方法は、健全試料の感染度を0(零)、細菌感染試料のそれを1とするPLS回帰によって作成される回帰モデルを、未知試料に適用することにより得られる感染度の推定値から判別する方法が挙げられる。感染度の推定値がある一定値(例えば0.4)未満の場合、未知試料は健全試料とし、前記一定値以上の場合、未知試料は細菌感染試料と判断する。スペクトルの測定の過程では、採血バッグに入った血小板製剤のスペクトルを図の左側の透過法、等で測定する。透過法では、試料室2内にて、分光した光3が入射光用光ファイバーバンドル5を介してバッグ内に入れられた血小板製剤1に照射され、光4が検出器で検出される。
画像

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研究分野
  • 血液の診断
展開可能なシーズ 製造された血小板製剤は全て同一の組成から成るわけではなく、僅かながら化学的・物理的特性の違い(個体差)がある。この差によって、血小板製剤のスペクトルは大きく変動する。このため、細菌感染の有無による血小板製剤中の成分の微少変化を捕らえるには、血小板製剤の個体差の影響を低減する必要がある。本発明は、血小板製剤の検査用試料を採血バッグから取り出すことなく、血小板製剤の細菌感染を非侵襲で迅速に検出する血小板製剤非侵襲検査方法において、差スペクトルを用いて健全試料と細菌感染試料を明確に識別する解析手法を提供する。
採血バッグに入った血小板製剤の細菌感染の有無を非侵襲的に全数検査する際に、採血バッグ毎の個体差を無くし、正確な測定を行うことができる。したがって、例えば血小板製剤の使用期間を3日間から一週間に延長可能になり、期限切れで廃棄されていた血小板製剤の有効利用を安全性を確保しながら達成できる。
用途利用分野 血小板製剤細菌感染識別システム、血小板製剤非侵襲検査システム、血小板製剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 河野 澄夫, シリンナパー サランウォング, 大戸 斉, . 差スペクトルを用いた血小板製剤細菌感染の識別. 特開2008-134217. 2008-06-12
  • G01N  21/35     
  • G01N  33/483    
  • G01N  33/49     
  • G01N  33/569    

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