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幼若ホルモン応答エレメント

シーズコード S120008896
掲載日 2012年2月17日
研究者
  • 篠田 徹郎
  • 水口 智江可
  • 神村 学
  • 今西 重雄
技術名称 幼若ホルモン応答エレメント
技術概要 幼若ホルモンの応答遺伝子の転写調節領域に関し、CTCCACGTG(配列番号42)またはそれと高度に類似した配列を含むDNAであって、Met(Methoprene-tolerant)蛋白質(resistance to juvenile hormone(Rst(1)JH)、または juvenile hormone resistence proteinとも呼ばれる)に結合する活性を有するDNAである。Met蛋白質をDNAに結合させることにより、昆虫細胞のみならず、哺乳動物細胞などの他の細胞においても、下流の遺伝子の発現を誘導する。したがってMet蛋白質に結合するDNA(Met結合エレメント)は、Met蛋白質による発現調節のための調節配列として有用であり、このDNAとMet蛋白質との結合を阻害する化合物のアッセイやスクリーニングにも使用する。また、JHまたはそのアゴニストの存在下で、このJH応答性遺伝子とMet蛋白質を共存させ、Met蛋白質をこのDNAと相互作用させることにより、JHに応答してこのDNAの転写活性を誘導させるために用いる。
研究分野
  • 遺伝子の構造と化学
  • 遺伝子発現
  • バイオアッセイ
展開可能なシーズ 幼若ホルモン(juvenile hormone:JH)は、昆虫および甲殻類において、胚発生、脱皮・変態、性成熟、休眠などの多彩な生理現象に関与する多機能性ホルモンであるが、哺乳動物においてオルソログがないため、JHの内分泌系を攪乱すれば、ヒトや哺乳動物に安全な殺虫手段となる。そこで、JHに応答して転写を上昇させるJH応答エレメント(JHRE)、およびJHREを用いたJHアゴニストおよびアンタゴニストのアッセイおよびスクリーニング方法、ならびにJHアゴニストおよびアンタゴニストを用いた遺伝子発現制御システムを提供する。また、JHに高い応答性を有する遺伝子および蛋白質を提供する。
JHに高い応答性を有する遺伝子は、複数の細胞型、組織または器官に媒介されることなく、クローナルな細胞のin vitro培養系においてもJHにより非常に高い効率で発現が誘導され、個体の表現型等を指標とすることなく、培養細胞を用いてハイスループットなスクリーニング系を構築することが可能となる。また、JH応答配列を利用すれば、目的の遺伝子の発現をJHにより制御することが可能となる。
用途利用分野 幼若ホルモン応答遺伝子発現用試薬、幼若ホルモン応答遺伝子発現キット、幼若ホルモン作用アッセイ用試薬、幼若ホルモン作用アッセイキット
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, . 篠田 徹郎, 水口 智江可, 神村 学, 今西 重雄, . 幼若ホルモン応答エレメント. 特開2009-297021. 2009-12-24
  • C12N  15/09     
  • C12N   5/10     
  • C12Q   1/02     

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