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微生物細胞からのプラスミドDNA抽出法

シーズコード S120008918
掲載日 2012年2月17日
研究者
  • 永田 善明
技術名称 微生物細胞からのプラスミドDNA抽出法
技術概要 核酸結合担体を用いるプラスミドDNA抽出法(従来法)と開発されたプラスミドDNA抽出法の工程を比較すると、核酸結合担体を使用するプラスミド抽出法は原理上、(i)微生物細胞の溶解、(ii)プラスミドDNAの担体への結合、(iii)担体の洗浄、(iv)担体からのプラスミドDNAの溶出、の4操作は必須であり、この操作を省略することはできない。一方、開発されたプラスミドDNA抽出法は、アルカリ金属水酸化物塩と陰イオン界面活性剤とを含む細胞溶解液によって微生物細胞を溶解し、ライセートを調製し、次に、このライセートをアルカリ土類金属を交換性陽イオンとして保持する陽イオン交換体、および水素イオンを交換性陽イオンとして保持する陽イオン交換体と接触させ、最後に、固液分離を行ってプラスミドDNAを含有する溶液を回収するものである。2種類の陽イオン交換体との接触は、同時に行なっても良いし、順番に行って良い。ライセートを陽イオン交換体に接触させる方法として、(a)直接添加法、(b)カラム充填法、のいずれも用いることができる。
画像

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研究分野
  • 遺伝子操作
  • イオン交換
展開可能なシーズ プラスミドDNAの抽出操作を簡略化し、試薬の使用量を削減し、操作にかかる時間を短縮する方法を提供する。
開発されたプラスミドDNA抽出法は、(1)微生物細胞を溶解してライセートを調製し、(2)ライセートに陽イオン交換体を接触させ、(3)不溶性画分と水層を分離する、3操作によって微生物材料からプラスミドDNAを取得することができる。また、(2)の操作では、界面活性剤の除去、タンパク質と染色体DNAの凝集不溶化による除去、脱塩が同時に進行するため、この操作を経るのみでプラスミドDNAを取得することができる。さらに、使用する試薬類は、微生物細胞溶解液および2種の陽イオン交換体のみであり、従来の核酸結合担体を用いたプラスミドDNA抽出法と比較した場合、操作の簡略化、試薬使用量の削減が可能となる。さらにまた、開発された方法をプラスミドDNA自動抽出装置に適用すれば、装置の簡略化、運転時間の短縮に貢献することは明らかである。
用途利用分野 DNA抽出試薬、DNA抽出キット
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 島根県, . 永田 善明, . 微生物細胞からのプラスミドDNA抽出法. 特開2010-088343. 2010-04-22
  • C12N  15/09     
  • C12Q   1/68     
  • C07H  21/04     

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