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胎生肝細胞のスフェロイドを含む培養細胞構築物

シーズコード S120008959
掲載日 2012年2月20日
研究者
  • 長崎 幸夫
  • 小島 綾太
  • 吉本 敬太郎
技術名称 胎生肝細胞のスフェロイドを含む培養細胞構築物
技術概要 特定の培養フィーダー細胞上で胎生肝細胞を一定の条件下で培養すると、WE培地を用いる場合にでも、胎生肝細胞の機能を維持したまま長期に培養できる該細胞の細胞凝集体またはスフェロイドを形成し、さらに、該スフェロイドを形成した胎生肝細胞を成熟肝細胞に誘導できることを、見出した。即ち本発明は、基材表面上の小領域に接着したフィーダー細胞の培養物と、その上に形成された胎生肝細胞のスフェロイドを含んでなる培養細胞構築物であって、小領域は直径約20~約300μmの円またはその円に相当する面積を有する他の形状をしており、スフェロイドは該フィーダー細胞と胎生肝細胞の共培養によって形成されたものである。培養9日目のスフェロイドの微分干渉顕微鏡写真である。
画像

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研究分野
  • 細胞・組織培養法
  • 細胞生理一般
展開可能なシーズ 胎生肝細胞のスフェロイドを含む細胞構築物、ならびにその作成方法および成熟肝細胞スフェロイドへの誘導方法を提供する。
完全に分化されていない未成熟、かつ、均一な胎生肝細胞スフェロイドの構築法を確立すれば、例えば、分化誘導が可能である胎生肝細胞スフェロイドアレイ(チップ上の肝臓組織集合体)の構築が可能となり、分化誘導因子(例えば、オンコスタチンM(OSM)など)を加えることで肝機能がスイッチングできることが期待できる。つまり、分化前後における肝臓の化学・物理的な応答ツールとして今までにない評価方法に使用できるツールを手にすることが可能となる。また胎生肝細胞スフェロイドが成熟肝細胞スフェロイドに誘導できれば、目的の時間に目的の場所で成熟肝細胞に誘導し例えば、薬剤のスクリーニング試験が開始できるため、操作性の高い創薬ツールを構築することも可能となる。さらに、再生医療の分野では、ヒト胎児の肝細胞を材料にしたい研究は倫理上困難であるため、限りなく臓器に近い状態の胎児マウスを用いることで、再生医療の分野で有用な基礎的な知見を得ることが期待できる。
用途利用分野 培養細胞構築物、肝細胞を誘導するための細胞調製用キット
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 筑波大学, . 長崎 幸夫, 小島 綾太, 吉本 敬太郎, . 胎生肝細胞のスフェロイドを含む培養細胞構築物. 特開2010-148386. 2010-07-08
  • C12N   5/073    

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