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光応答性銅イオン吸着材料および銅イオン回収方法

シーズコード S120009031
掲載日 2012年2月23日
研究者
  • 鈴木 隆之
技術名称 光応答性銅イオン吸着材料および銅イオン回収方法
技術概要 銅イオン吸着材料は、金属イオン溶液中で金属イオンの吸着及び脱離の転移を光照射の有無により可逆的に示す光応答性化合物と、四級化アミン化合物とを含む単量体成分の共重合体でなる。光応答性化合物は、式(I)または(II)で示す基と、重合可能なエチレン性不飽和結合とを有する化合物である。式(I)および(II)中、Xは水素原子が一個結合した炭素原子、または窒素原子、Yは酸素原子または硫黄原子である。R1、R2は水素原子またはアルキル基、R3はアルキル基である。四級化アミン化合物は、式(IV)または(V)で示す基および重合可能なエチレン性不飽和結合を有するものである。また、共重合体を、ガラス、酸化金属、スチレンの重合体等の基体に担持させることができる。銅イオン回収方法は、本光応答性銅イオン吸着材料の共重合体と、銅(II)イオンとを、塩素イオンおよびナトリウムイオン存在下の暗所下で錯形成により吸着させる工程と、回収用溶媒中で、銅(II)イオンを共重合体から脱離させる工程により行なう。脱離させる工程では、回収用溶媒に塩化ナトリウムを含ませないか、含む場合は可視光を照射して行なう。
画像

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研究分野
  • 反応操作(単位反応)
  • 吸着,イオン交換
  • 第11族,第12族元素の錯体
展開可能なシーズ 重金属捕集剤に、重金属イオンを吸着させて金属イオンを回収する重金属回収方法は、イオンが複数種含まれる溶液に使用すると、金属イオンの種類に依存せずに吸着される為、特定の金属イオンだけを回収するのは困難であった。そこで、金属イオンのうち銅(II)イオンを選択的に、効率良く回収できる光応答型の銅イオン吸着材料および銅イオン回収方法を提供する。
本銅イオン吸着材料は、暗所下で銅イオンを錯形成により吸着し、可視光の照射により銅イオンを脱離して回収することができる。この場合、銅イオンの吸着に必要な食塩は、生体に特に悪影響を及ぼさないため、銅イオン捕集時の溶液及び銅イオン回収後の廃液は取り扱いが安全である。また、吸着/脱離できる溶液の温度領域が広いので作業性が良い。本銅イオン吸着材料は、銅イオンの回収だけでなく、色調変化や蛍光の有無による銅(II)イオンセンサーとしても利用可能である。
用途利用分野 銅イオン吸着材料、銅イオン回収装置、廃液処理装置、銅イオンセンサー
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人東京電機大学, . 鈴木 隆之, . 光応答性銅イオン吸着材料および銅イオン回収方法. 特開2010-064038. 2010-03-25
  • B01J  20/26     
  • B01J  20/34     
  • B01J  45/00     
  • C08F 220/36     
  • C08F 220/38     

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