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プロテオグリカンの新規な医薬用途

シーズコード S120009055
掲載日 2012年2月23日
研究者
  • 中根 明夫
  • 差波 拓志
技術名称 プロテオグリカンの新規な医薬用途
技術概要 サケ、サメ、ウシ、クジラなどの軟骨を原材料にして精製されたプロテオグリカンを有効成分とするTh17細胞の分化誘導抑制剤は、複合糖質のひとつで、コアタンパクとそれに結合するグリコサミノグリカンからなっている。プロテオグリカンは、TNF-α産生抑制作用、IFN-γ産生抑制作用、IL-10産生促進作用など、ヘルパーT細胞のサブセットの1つである細胞性免疫を司るTh1細胞に関連する分子に対する各種作用を有している。多発性硬化症モデルである実験的自己免疫性脳脊髄炎誘導マウスに、複数のサケ鼻軟骨由来のプロテオグリカン混合組成物を投与した結果を図1に示した。図1には、Th17細胞が産生する能力を有しているIL-17の産生量に対するプロテオグリカンの作用を示した。図1から明らかなように、プロテオグリカンは多発性硬化症モデルマウスでのTh17細胞関連分子の産生と遺伝子発現を用量依存的に抑制したことから、Th17細胞の分化誘導を抑制する作用を有することが確認できた。
画像

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研究分野
  • 免疫療法薬・血液製剤の基礎研究
展開可能なシーズ コアタンパクとそれに結合するグリコサミノグリカン(酸性ムコ多糖)からなり、細胞外マトリックスの主な構成要素として、皮膚、軟骨、骨、血管壁などに存在するプロテオグリカンの新規な医薬用途を提供する。
サケ、サメ、ウシ、クジラなどの軟骨を原材料にして精製されたプロテオグリカンは、ヘルパーT細胞のサブセットの1つであるTh17細胞の分化誘導抑制作用を有し、Th17細胞が病態形成に関与する多発性硬化症や炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)などに対して有効に作用する新規な医薬用途として、Th17細胞の分化誘導抑制剤を提供することができる。
用途利用分野 Th17細胞分化誘導抑制剤、多発性硬化症医薬、炎症性腸疾患医薬、機能性食品
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人弘前大学, . 中根 明夫, 差波 拓志, . プロテオグリカンの新規な医薬用途. 特開2010-254653. 2010-11-11
  • A61K  38/00     
  • A61P  25/00     
  • A61P  37/06     
  • A61P  43/00     

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