TOP > 技術シーズ検索 > アテローム動脈硬化抑制剤

アテローム動脈硬化抑制剤

シーズコード S120009098
掲載日 2012年2月24日
研究者
  • 西堀 正洋
  • 高橋 英夫
  • 森 秀治
  • 劉 克約
  • 友野 靖子
技術名称 アテローム動脈硬化抑制剤
技術概要 アテローム動脈硬化抑制剤は、HMGB1のCテイルに結合する抗HMGB1モノクローナル抗体を有効成分とする。このアテローム動脈硬化抑制剤の投与形態としては、抗体を障害部位へ速やかに送達できるので、静脈注射が好適であり、また、実験によって、モデルマウスに抗体を静脈注射で投与することによりアテローム動脈硬化が顕著に改善されることが実証されている。また、抗HMGB1モノクローナル抗体の投与量としては、1回当たり0.2mg/kg以上、2mg/kg以下が好適である。図は、実験用ラットの背部皮内に、生理食塩水、HMGB1のみ、HMGB1+抗HMGB1モノクローナル抗体、又はHMGB1+HMGB1のBボックスに結合するモノクローナル抗体を投与した後における色素(エバンスブルー)の血管透過量の相対割合を示すグラフである。この結果により、Cテイルに結合する抗HMGB1モノクローナル抗体は、血漿タンパク質のアテローム硬化プラークへの漏出を顕著に低減し、アテローム動脈硬化の発生や進行を抑制できることが実証された。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_2009-223472.gif
研究分野
  • 血管作用薬・降圧薬の基礎研究
  • 循環系疾患の薬物療法
  • 脂質代謝作用薬の基礎研究
展開可能なシーズ アテローム動脈硬化は、アテローム硬化プラークと呼ばれる沈着物が動脈血管内膜層で発達し、血流が減少したり遮断される疾患である。この疾患に対して、HMGB1のボックスに結合する抗体によりアテローム動脈硬化を治療するというアイデアはあったが、これまでの実験結果はインビトロの基礎的なものであり、かかる抗体によりアテローム動脈硬化を実際に抑制できるかは不明である。そこで、実際のアテローム動脈硬化の抑制に有効であり、且つ副作用の少ない薬剤を提供する。
活性化された単球の血管内膜層への集積を阻害することなどにより、脳梗塞や心筋梗塞など様々な臓器障害の原因となるアテローム動脈硬化を効果的に抑制することができる。また、現在使用されている抗体薬剤を考慮すれば、重篤な副作用を生じる可能性は極めて少ないと考えられる。従って、このアテローム動脈硬化抑制剤は、抗高脂血症薬や抗高血圧薬などこれまで実用化されている薬剤とは異なる作用機序によりアテローム動脈硬化を抑制可能な実用的薬剤として、極めて有用である。
用途利用分野 アテローム動脈硬化抑制剤
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立大学法人 岡山大学, 医療法人創和会, . 西堀 正洋, 高橋 英夫, 森 秀治, 劉 克約, 友野 靖子, . アテローム動脈硬化抑制剤. 特開2011-068627. 2011-04-07
  • A61K  39/395    
  • A61P   9/10     

PAGE TOP