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リン酸二水素ナトリウムを含む放射性廃液の固化処理方法

シーズコード S120009359
掲載日 2012年3月30日
研究者
  • 堀口 賢一
  • 菅谷 篤志
  • 田中 憲治
技術名称 リン酸二水素ナトリウムを含む放射性廃液の固化処理方法
技術概要 放射性廃液の固化処理方法は、まず、リン酸二水素ナトリウム(NaHPO)を含む放射性廃液が固化容器1に投入され(S101)、放射性廃液におけるリン酸二水素ナトリウムの濃度に応じて、放射性廃液のリン酸二水素ナトリウム濃度がおよそ30wt%程度となるように調整する(S102)。次に、混練工程では、固化容器1内に挿通した混練装置4の回転翼によって、放射性廃液の攪拌を開始し、酸化マグネシウム計量装置7で定量分取した酸化マグネシウムの粉末を、酸化マグネシウム供給配管5から固化容器1内に供給する。リン酸二水素ナトリウム(NaHPO)を含む放射性廃液が満たされた固化容器1中に、酸化マグネシウム(MgO)が添加されると、リン酸ナトリウムマグネシウムと水の結晶が生成され、それに伴い、固化容器1内の放射性廃液が徐々に粘度を増し固化体となる。(S103、S104)。放射性廃液は、混練工程後、1時間以内に凝結が開始するが十分な強度が発現するまで養生する。この固化処理方法は凝結時間が著しく短く、混練後4時間程度で放射性廃液が完全に固化する(S105)。
画像

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研究分野
  • 核燃料のその他の事項
展開可能なシーズ 処理効率の高い固化体を作製することが可能で、処理コストを抑制することができるリン酸二水素ナトリウムを含む放射性廃液の固化処理方法を提供する。
この放射性廃液の固化処理方法によれば、特殊な加熱装置や高温の加熱工程などが不要であり、混練工程などの簡単なプロセスを経るだけであるので、処理コストの抑制が可能となり、また、高温加熱工程などが不要であるために、放射性核種の揮発などの問題も発生しない。また、セメント系材料を用いる方法では固化体中のリン酸二水素ナトリウムの重量比を6%程度とするのが上限であったが、この放射性廃液の固化処理方法では、固化体中のリン酸二水素ナトリウムの重量比を50%程度にまで上昇させることができ、処理効率の高い固化体を作製することが可能となり、処理コストを抑制できる。
用途利用分野 リン酸二水素ナトリウムを含む放射性廃液固化処理システム
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人日本原子力研究開発機構, . 堀口 賢一, 菅谷 篤志, 田中 憲治, . リン酸二水素ナトリウムを含む放射性廃液の固化処理方法. 特開2010-223662. 2010-10-07
  • G21F   9/16     

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