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幹細胞の未分化状態を維持する新規方法

シーズコード S120009389
掲載日 2012年3月30日
研究者
  • 本田 雅規
  • 三上 剛和
技術名称 幹細胞の未分化状態を維持する新規方法
技術概要 本発明は、CD271をコードする遺伝子を含む組換え遺伝子又は当該組換え遺伝子を挿入したCD271発現ベクターを細胞に導入することで細胞の未分化状態を制御する方法を提供するものである。CD271発現ベクターに組み込まれるCD271遺伝子は、細胞の未分化状態を維持するのに必要な機能領域等、必要な配列のみをコードする遺伝子であってもよい。また、本発明は、CD271を細胞内で発現させるためのCD271発現ベクターやCD271を細胞内に導入するための細胞膜透過化型リコンビナントCD271タンパク質、さらに、これらの導入等に必要な一連の試薬一式等を1つ以上組合せてキット化したものをも提供するものである。CD271強制発現細胞をコンフルエント状態になるまでα-MEM培地で培養し、骨芽細胞分化誘導培地でさらに培養し、アルカリフォスファターゼ染色を行った。CD271を含まない発現ベクターのみを導入したコントロール細胞と比較した結果、図1に示すように、CD271強制発現細胞では、コントロール細胞と比較して顕著にアルカリフォスファターゼ活性が抑制され、骨芽細胞への分化が抑制されることを確認された。
画像

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研究分野
  • 発生と分化
  • 遺伝子操作
  • 薬物の基礎研究
展開可能なシーズ 間葉系幹細胞(以下、MSCsとする)、ES細胞、iPS細胞などの細胞は、未分化であり、多能性を有する細胞として知られている。しかし、長期培養や培養条件の微細な変化によって多能性が喪失されたり、非特異的な分化が誘発されたりするという問題があり、CD271を用いて間葉系幹細胞、ES細胞、iPS細胞などの未分化状態を維持する方法の提供をする。
間葉系幹細胞、ES細胞、iPS細胞などの多能性の未分化細胞に、CD271を発現するベクターを導入する、または細胞膜透過化型リコンビナントCD271タンパク質を直接導入することによって、これらの細胞の各種細胞系統への分化が抑制され、これらの細胞の未分化状態を維持でき、未分化状態が長期的に維持された間葉系幹細胞、ES細胞、iPS細胞を提供することができる。また、CD271を発現するベクターや、細胞膜透過化型リコンビナントCD271タンパク質を、これらの細胞の未分化状態維持物質として提供することもできる。
用途利用分野 未分化状態間葉系幹細胞、未分化状態ES細胞、未分化状態iPS細胞、未分化状態維持剤、細胞分化抑制医薬品
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 学校法人日本大学, . 本田 雅規, 三上 剛和, . 幹細胞の未分化状態を維持する新規方法. 特開2011-004607. 2011-01-13
  • C12N   5/10     
  • C07K  14/705    
  • C12N  15/09     

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