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波長可変短パルス光発生装置及び方法

シーズコード S130009540
掲載日 2013年6月5日
研究者
  • 後藤 俊夫
  • 西澤 典彦
技術名称 波長可変短パルス光発生装置及び方法
技術概要 励起光源には、例えば、フェムト秒パルス光を安定に生成するコンパクトな短パルス光源(ファイバレーザー)1を用いる。その短パルス光源1の出力は、光特性調整器2を通し、パルス20光を所望の光特性に調整した後、光ファイバ3に入射される。光ファイバ3の長さが十分に長く、入射光強度が十分に大きいとき、誘導ラマン散乱によって、入射パルスの長波長側に新たなパルス光が生成される。このパルス光は、自己位相変調と、波長分散の相互作用であるソリトン効果によって、パルス波形とスペクトル波形がsech型をとる理想的なソリトンパルスSになっていく。このソリトンパルスSは光ファイバ3を伝搬するのに伴い、ラマン散乱効果によってスペクトルの中心が長波長側にシフトしていく(ソリトン自己周波数シフト)。この時、周波数のシフト量は光ファイバ3の長さやパルス光の強度に依存するため、両者を変化させることにより、波長のシフト量を調整することができる。特に、入射光強度を変化させることで、波長シフト量を線形に変化させることができる。
画像

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研究分野
  • 固体レーザ
  • 光導波路,光ファイバ,繊維光学
展開可能なシーズ 光学系の調整をすることなく波長を変化させることができ、理想的なフェムト秒のソリトンパルスを生成するコンパクトな波長可変短パルス光発生装置及び方法を提供する。
光強度を変化させるだけでソリトンパルスの波長を広帯域に線形に変化させることのできるポータブルでほぼメンテナンスフリーであるパルス光発生装置を提供できる。また、フェムト秒ソリトンパルスの波長を1560~1710nmまで変化させることができ、更に、実験系を最適化することで、約2000nmまで波長を変化させることができる。また、波長可変フェムト秒ソリトンパルス発生器の出力を非線形結晶に通すことによって、第2高調波の短パルス光を得ることができる。ソリトンパルスの波長を線形に1560~2000nmまで変化させることによって、780~1000nmの領域で線形に波長を変化させることのできる短パルス光を得ることができる。また、波長可変ピコ秒パルスで光ファイバを励起すると、入射光強度に対する波長のシフト量がフェムト秒パルスの時よりも小さいため、正確な波長の同調が可能となる。
用途利用分野 光通信用パルス発生装置、波長可変短パルス光発生装置、ファイバーレーザー、光スイッチングデバイス
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, . 後藤 俊夫, 西澤 典彦, . 波長可変短パルス光発生装置及び方法. 特開2000-105394. 2000-04-11
  • G02F   1/35     

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