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自己免疫性関節炎を自然発症するマウス

シーズコード S130009551
掲載日 2013年6月5日
研究者
  • 坂口 志文
技術名称 自己免疫性関節炎を自然発症するマウス
技術概要 コロニー(日本SLC)中に関節腫張のみられる雌マウスを見出した。これは遺伝的突然変異によるものと考え、この突然変異系統をSKGと命名し、このSKGマウスを、他のALB/cマウス(日本SLC)と交配した結果、12個体のマウスが得られ、そのうち4個体(雌3匹、雄1匹)に関節腫張がみられた(関節炎発症率33%)。そのマウスの中から1個体を選抜し、マウスコロニー中のBALB/cマウス(日本SLC)と再度交配し、15個体のマウスが得られ、そのうち6個体(雌4匹、雄2匹)に関節腫張がみられた(関節炎発症率40%)。さらに、関節腫張のみられたマウスの中から1個体を選抜し、上述のBALB/cマウスと交配し28個体のマウスが得られ、そのうち10個体に関節腫張がみられた(関節炎発症率35%)。以上3代にわたる交配の結果、関節炎は、BALB/c個体との交配により、雌雄共に30~40%の割合で発症した。その後の実験で、BALB/cマウスは、指の小関節には程度の差はあれ、関節腫張がみられることが判明した。よって、大関節の関節炎発症率は、小関節の腫張を入れれば100%に近いことが判明した。
画像

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研究分野
  • 実験用生物
  • 遺伝的変異
  • 運動器系の疾患
展開可能なシーズ ヒトのリウマチ性関節炎と酷似した病態を自然発症するヒト疾患モデルマウスを提供する。
本発明マウスでは、関節炎が前肢後肢の関節に発症し、慢性的に進行の後、関節硬直に至る。また、MRL-lpr/lprマウスに見られるリンパ球の異常増殖あるいはSLE様病変はみられない。またマウスにみられる自己免疫性関節炎は、ヒトに発症するリウマチ性関節炎と酷似した病態を示す。具体的には、以下の類似点がある。1)パンヌスの出現から関節軟骨、骨の破壊に慢性的に進行する点、リンパ球浸潤を伴う炎症性関節破壊である点で、病理組織学的にヒトのリウマチ性関節炎と酷似している。2)臨床的に、前後肢大小関節が対称的に関節炎を起こす点、病変が慢性的に進行し、最終的に関節硬直に至る点。3)血中リウマチ因子、及び関節に特異的であるII型コラーゲンに対する自己抗体が出現する点、また高ガンマクロブリン血症が高頻度に出現する点。以上の類似点から、本発明マウスは、ヒトのリウマチ性関節炎の疾患モデルマウスとして有用に使用できる。
用途利用分野 リウマチ疾患モデルマウス、ヒト関節炎モデルマウス、自己免疫性関節炎モデル生体、医学用動物検体
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 国立研究開発法人科学技術振興機構, 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター, . 坂口 志文, . 自己免疫性関節炎を自然発症するマウス. . 2000-02-02
  • A01K  67/027    

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