TOP > 技術シーズ検索 > 耐酸化性の改善されたフェライト系耐熱鋼

耐酸化性の改善されたフェライト系耐熱鋼

シーズコード S130009562
掲載日 2013年6月5日
研究者
  • 板垣 孟彦
  • 九津見 啓之
  • 藤綱 宣之
  • 五十嵐 正晃
  • 宗木 政一
  • 阿部 冨士雄
技術名称 耐酸化性の改善されたフェライト系耐熱鋼
技術概要 フェライト系耐熱鋼は、クロム酸化物皮膜の形成が可能なクロムを構成元素の一つとして9質量%含有する9Crフェライト系耐熱鋼を対象とする。白金族元素には、Pd,Pt,Ir,Os,Ru、Rhを用いる。これらの白金族元素は、スパッタリングによってフェライト系耐熱鋼の表面部に被覆する。白金族元素を添加によって存在させる場合、当然、フェライト系耐熱鋼の強度、靱性等の機械的特性も考慮してその割合を定める。一般的には、白金族元素の総量は、原子%で0.01~30%の範囲とする。好適には、0.05~6%の範囲である。フェライト系耐熱鋼の表面部にスパッタリングにより白金族元素を被覆する場合には、微量の白金族元素であってもその効果は十分に得られる。
画像

※ 画像をクリックすると拡大します。

thum_1999-052009.GIF
研究分野
  • 気相めっき
  • 防食
  • 鉄鋼材料
展開可能なシーズ 酸素ポテンシャルの低い環境下で、保護性の酸化皮膜の生成が十分でなく、逆に耐酸化性が低下するような火力発電所用ボイラー、化学工業装置などで使用可能な耐酸化性の改善されたようなクロムを9%含有するフェライト系耐熱鋼を提供する。
フェライト系耐熱鋼の高温・低酸素ポテンシャル雰囲気における使用中にCrを主成分とする緻密で保護性のあるクロム酸化物皮膜の形成が促進され、フェライト系耐熱鋼の耐酸化性(耐食性)が大きく向上する。耐酸化性と高温強度の両立が容易となる。白金族元素の被覆または注入を行う場合には、処理によってフェライト系耐熱鋼の機械的性質が影響を受けることはほとんどない。また、フェライト系耐熱鋼の使用中に形成する保護性のあるクロム酸化物皮膜は極めて薄いので、クロム酸化物皮膜の剥離の問題も生じない。
用途利用分野 9Cr含有耐熱鋼
出願特許   特許 国際特許分類(IPC)
( 1 ) 独立行政法人物質・材料研究機構, 新日鐵住金株式会社, . 板垣 孟彦, 九津見 啓之, 藤綱 宣之, 五十嵐 正晃, 宗木 政一, 阿部 冨士雄, . 耐酸化性の改善されたフェライト系耐熱鋼. 特開2000-248389. 2000-09-12
  • C23F  15/00     
  • C23C  14/14     

PAGE TOP